エルサルバドル戦ではまさかのインターフェアで今シーズン最低の17位で終わった五十嵐カノア。
それでもランキング10位とミッドシーズンカットの心配はほぼなく、3戦続くオーストラリアレッグに挑む。
そんなカノアのYouTubeシリーズ「EYE OF THE STORM」の最新話が公開。
すでに公開されているエルサルバドル戦の続きと僅か数日だけ戻ったホームのハンティントンでの束の間の休息。そして、ベルズ到着直後の様子が映し出されている。
冒頭のエルサルバドル戦のシーンではクロスビー・コラピント(USA)との例のシーンや、ヒート後のコーチのスネークことジェイク・パターソンとの会話も収録されている。

カノア:自分の考えとしては、残り2分の時点で彼に1本目を乗らせて、自分は2本目に乗るつもりだった。
だから俺はこう思ったんだ、「よし、彼をもっとピークから外れた位置に追いやろう」ってね。でも、次の瞬間には、「残り1分だし、1本しかないな」と思った。だから、そこから動き始めたんだ。
スネーク:俺は波が入るのが見えていたから、最初から指示していたよ。
カノア:本当?自分には見えていなかったよ。
スネーク:結構大きかったのに。
カノア:早く彼の近くに行かなきゃって思い、必死にパドルしてなんとか追いついた。
スネーク:1秒の差で勝敗が決まる。
35分間のヒートが、たった1秒で決まるんだ。
スネークとのシリアスな会話の後、 AM1:00のエルサルバドルの空港で「本当に変なヒートだったけど、次に切り替えるよ。本当に疲れた」とぽつりと本音を漏らしたカノア。
次のベルズ戦のために戻ったホームのハンティントンビーチでは一年の中でもベストと呼べるようなグッドウェーブに当たり、最高のリフレッシュになったようだ。
早ければ日本時間4月18日にも開幕するベルズ戦の調整の様子も最後に公開。
なお、『Rip Curl Pro Bells Beach』のヒート表もすでに発表され、Opening RoundではH11でグリフィン・コラピント(USA)、ルーキーのジャクソン・バンチ(HAW)と対戦する。
Go Kanoa!
(染谷たかし)