CTとは違う意味で究極のコンテストであるBWT(ビッグウェーブツアー)の北半球レッグが遂にウェイティングピリオドに入った!
期間は2018年10月1日〜2019年3月31日。
6ヶ月の間に3つのイベントが用意され、最低でも25ft(7.62m)以上のサイズが維持される予報が出た時にゴーサインが出される。
男女賞金格差問題で開催許可再申請となり、カリフォルニア州による最終承認待ちだった『Mavericks Challenge』については、無事に承認されたと10/26にWSLが発表。ウェイティングピリオドは予定通り11月1日〜となっている。
今回はWSLが公表したBWTを楽しむための徹底解説をお届け!
BWT 3つのイベント
■ポルトガル・ナザレ
『Nazaré Challenge』
■カリフォルニア・ハーフムーンベイ
『Mavericks Challenge』
■マウイ島・ジョーズ
『Pe’ahi Challenge』
イベント開幕の合図
BWTは期間中に「Surfline」の協力のもとで太平洋と大西洋を横断するストームを監視。
イベント開催中は最小でも25ftのサイズを維持するルールのため、期間中に条件が揃わず見送られるシーズンもある。
但し、『Pe’ahi Challenge』は4年連続で開催、『Nazaré Challenge』は3年連続で開催の実績がある。
『Mavericks Challenge』はまだ未開催。
■イエローアラート
ローカルの気象情報と組み合わせてウネリが入りそうな条件になった場合、4日前にイエローアラートが発令。
■グリーンアラート
イエローアラート発令から2日後、48時間前に条件が揃う可能性が高くなった場合、BWTのコミッショナー、マイク・パーソンズがWSL公式サイトやSNSを通してイベントの開催を告げる。
ツアーフォーマット
各イベント共にメンズ、ウィメンズが開催。
『Nazaré Challenge』だけはメンズのみ。
各イベントはサイズによってポイントが変わり、25-35ft(約7-10m)は「ブロンズ」、35-45ft(約10-13m)は「シルバー」、45ftオーバーは「ゴールド」と3グレードに分かれる。
3月31日の時点で最も合計ポイントが高い選手がワールドタイトルを獲得する。
■イベントフォーマット
メンズは24名の選手、R1は6名の選手に分かれ、4ヒート行われる。
1ヒート45分、5名のジャッジにより1〜10のポイントがスコアされ、ベスト2本がカウント。
その内のハイスコアは倍のポイントになる。
つまり、6ポイントと8ポイントがカウントされた場合、8ポイントが倍になり、トータル22ポイント。
これはBWT独自のフォーマット。
R1の上位3名がSFに進出、6名でSFが行われ、上位3名がファイナルに進出。
ファイナルは1時間に延長される。
参加選手
メンズの24名は昨シーズンのトップ10、1名の怪我によるワイルドカード、Big Wave Awardsのトップ4、6名のリジョーナルワイルドカード、3名のWSL選出によるBWTワイルドカードによって構成。
その他に4名のオルタネイト(補欠)が用意されている。
ウィメンズは10名の選手、3名のオルタネイト(補欠)が用意されている。
■『Nazaré Challenge』
メンズ
Billy Kemper, Kai Lenny, Ian Walsh, Makuakai Rothman, Lucas Chianca, Jamie Mitchell, Tom Lowe, Alex Botelho, Greg Long, Natxo Gonzalez, Will Skudin, Grant Baker, Nathan Florence, Jojo Roper, Russell Bierke, João De Macedo, Rodrigo Koxa, Antonio Silva, Hugo Vau, Nic Von Rupp, João Guedes
Three WSL BWT Invitees TBD by WSL BWT Commissioner
オルタネイト(補欠)
Ryan Hipwood, Andrew Cotton, Tom Butler, Axi Muniain
■『Pe’ahi Challenge』
ウィメンズ
Paige Alms, Keala Kennelly, Justine Dupont, Bianca Valenti, Maya Gabeira, Andrea Moller, Felicity Palmateer, Emily Erickson, Jamilah Star
WSL BWT Commissioner Selection TBD
オルタネイト(補欠)
Nicole Pacelli, Isabelle Leonhardt, Raquel Heckert
メンズ
Billy Kemper, Kai Lenny, Ian Walsh, Makuakai Rothman, Lucas Chianca, Jamie MItchell, Tom Lowe, Alex Botelho, Greg Long, Natxo Gonzalez, Will Skudin, Grant Baker, Nathan Florence, Jojo Roper, Russell Bierke, Shane Dorian, Albee Layer, Mark Healey, Aaron Gold, Francisco Porcella, Tyler Larronde,
Three WSL BWT Invitees TBD by WSL BWT Commissioner
オルタネイト(補欠)
Ryan Hipwood, Danilo Couto, Yuri Soledade, DK Walsh
『Mavericks Challenge』は10月後半に発表。
※2018/10/26 マーヴェリックスチャレンジの承認について加筆修正
(THE SURF NEWS編集部)