18歳以下のジュニアによる世界一を決めるWSLイベント『World Junior Championship』、通称「WJC」のアジアリージョナルの代表選考を兼ねたジュニアイベントが10月に2週連続で開催。
2戦の総合順位で12月1日〜9日に台湾の「Jinzun-Harbor」(金樽漁港)で行われる「WJC」の代表が決定する。
初戦は千葉県の千歳を舞台とした『南房総ジュニアプロ』が10月6日〜7日に開催。
台風25号のウネリで十分なサイズに恵まれたイベントを制したのは金沢呂偉、ウィメンズは松田詩野。
「ほとんどの選手が自分より年上だったのでヒートごとに、チャレンジャー精神で臨みました。今回が自分にとって初のプロジュニアでの勝利だったのでとても嬉しく思います。WJC出場に向けいいスタートを切れました。来週の伊勢試合でも頑張ります」
金沢呂偉
四国の高知県、生見海岸をホームとする金沢呂偉はまだ16歳。
親が経営するペンションから海まで徒歩1分という恵まれた環境を活かし、年上の選手を相手に優勝。
ファイナルでは風が強く、難しいコンディションの中、7.10のハイスコアをマークした。
ウィメンズは昨年のWSLジュニアの上位、JPSAでも常勝の選手が揃う中、16歳の松田詩野がファイナルのハイエスト5.87をスコア。後半に追い上げてきた野中美波をかわして2連覇を達成。
「私は千葉に来ると千歳ポイントでサーフィンをすることが多いです。馴染みあるポイントで、たくさん練習しているのでこのような素晴らし結果を残すことができたので嬉しく思います。来週開催される伊勢の試合でも結果を残し、WJCに参加して良い結果を残したいです」
松田詩野
今シーズンはQSでも『Ichinomiya Chiba Open』で優勝するなど大活躍の松田詩野。
両親の応援、河村海沙コーチのアドバイスの元、WJC出場に向けて大きな一歩を踏み出した。
なお、16歳以下のカデットでは16歳の平原颯馬が優勝。
グーフィーフッターが4名揃ったファイナルではフロントサイドで7.17をスコア、6.40のバックアップを揃えて圧勝。
「セミファイナルの後に、”ファイナルも勝ちます”と宣言していたので有言実行することができてよかったです。今大会ではレフトのよりもライトのライディング方が高く評価されていたので、ファイナルではライトの波に絞りました。次は伊勢で開催されるWSLの試合に参加する予定です。今回応援してくれた方々への感謝を忘れず、次の試合でもいい成績が残せるように頑張ります」
平原颯馬
「WJC」のアジアリージョナルの代表選考を兼ねたジュニア、第2戦『伊勢志摩プロジュニア』は10月13日〜14日に三重県・伊勢の国府の浜で開催される。
『南房総ジュニアプロ』
1位 金沢呂偉
2位 和井田理央
3位 古川海夕
4位 西優司
ウィメンズ
1位 松田詩野
2位 野中美波
3位 西元ジュリ
4位 都筑有夢路
カデット
1位 平原颯馬
2位 伊東李安琉
3位 松原渚生
4位 鈴木耀竣
(空海)