10月19日(金)から21日(日)の3日間にかけて、宮崎県日向市のお倉ヶ浜で開催さえれている、WSLの女子QSイベント『white buffalo HYUGA PRO QS3000』。
イベント2日目となる本日は、ラウンド2の全ヒートが進行。現役CT選手やQSトップ選手ら海外の強豪がひしめく中、日本の川合美乃里が本日のハイエストヒートスコアをマーク。川合美乃里、松田詩野、橋本恋、前田マヒナが1位でラウンドアップしたほか、宮坂麻衣子、西元エミリも2位通過で次のラウンドにコマを進めた。
明日はいよいよファイナルデイ。
ライブ配信を通じて日本人選手の活躍を皆で応援しよう。近隣の方はぜひ会場へ!
本日の大会会場の様子は、以下のフォトリポートでお届け。
2018 WSL ASIA WOMENS 国内最大級となるQS3000イベント「White Buffalo Women’s Hyuga Pro」。
会場は宮崎県日向市のお倉が浜、10/19(金)から21(日)まで、3日間の日程で開催。
大会会場には巨大なモニターも用意され迫力あるライブ映像に多くの観客が見入っていた。
今回は渋谷109でもパブリックビューイングが行われており、東京の真ん中でもライブ中継が楽しめる。
会場内では飲食ブースやイベントも多く行われているので、近隣の方はぜひ会場へ。
大会を通じ天候は晴天だが、10/20(土)は腰腹サイズにサイズダウン。朝から風の影響を受けスモールコンディションとなり 潮の満ち込みを待ってウェイティング。
本イベントには現役CTランカー Sage Ericsonをはじめ世界中からトップレベルのサーファーが集結。昨日のround of 64を勝ち上がっているJPN選手は、Tsuzuki Amuro , Omura Nao , Matsuda Shino , Kana Nakashio , Hashimoto Ren , Wakiya Sara , Miyasaka Maiko , Maeda Marina , Kawai Mimori , Kurokawa Hinako , Nishimoto Emilyの11名が世界の強豪としのぎを削った。
そして潮の満ち込みで若干だがサイズアップしam 11:00 round of 32 heat がスタート。
Heat 1
round of 64で現在CTランキング14位のSage Ericsonを圧倒的なサーフィンで抑え一位通過した都筑有夢路(あむろ)が登場したが、コンディションの変わった今日の波には波長があわずに残念ながらここで敗退。このHEATを勝ったのはSophie McCulloch(AUS)とDimity Stoyle(AUS)のオーストラリア勢。
Heat 2
このHeatを制したのは、India Robinson(AUS)。 彼女は練習でもとにかくパワーサーフィンを連発させ目立っていた。 そしてCTサーファーのSage Ericson(USA)も2位ながらここも負けないサーフィンをみせラウンドアップ。
Heat 3
一位であがったPhillippa Anderson(AUS)のスピードは眼を見張るものがあり、世界はwomensもエアー時代に突入していることを目の当たりにさせられた。 大村奈央は残念ながらここで敗退…
Heat 4
松田詩野、中塩佳那の次世代エースがCallaghan Macy(AUS)、Ado Pauline(FRA)と激突。WSL PRO JUNIORも連勝し絶好調の松田詩野は、世界の強豪にも一切引け取らないサーフィンを披露。 フロー感溢れる彼女特有のサーフィンに、さらに縦の動きやパワーも加わったライディングを随所に魅せ、最後は強烈なバックハンドアタックで6.67pt、6.00ptのgood scoreを揃えた松田詩野が一位でラウンドアップ。 中塩佳那は惜しくもここで敗退。
Heat 5
Hares Paige(NZL)、Tia Blanco(PRI)らスター選手を圧倒的なスピードサーフィンで翻弄し、7.17ptをスコアするなどし一位通過したのが、橋本恋 ニュースポンサーとも契約してさらなる活躍に期待したい。
Heat 6 脇田紗良、宮坂麻衣子、前田マヒナのJPN勢3名が同じヒートになった。 そしてこのヒートは、日本国籍に変えオリンピックを目指すことを表明した、前田マヒナがパワーサーフィンを見せ貫禄の一位通過。 2位の宮坂麻衣子はMCからもボードが走っているとのコメントが出るくらいこの日は絶好調、キレのあるバックハンドリエントリーのコンビネーションでこのラウンドを通過。脇田紗良は残念ながらここで敗退。
Heat 7
かつてこのビーチで10ptも叩き出したことのある川合美乃里が登場。どの大会会場でも夜明けのビーチには彼女の姿がある。 親御さんのMovie撮影や精神的な支え、サーフボードを2本持ち入念に大会会場と自分の相性を探り何度も海へ入るなど、常にベストな状態で戦おうという彼女の姿勢は尊敬に値するものがある。応援したいサーファーの1人である。
HEAT 8
HAWAII在住の日本人姉妹 Nishimoto Emilyが登場。中盤にバックハンドのビッグマニューバーで6.50ptを叩き出し試合をリードしたが、終了間際にClelsea Tuach(BRB)に逆転を許しす。僅差の2位となったが明日のFINAL DAYに駒を進めた。
午前中のウェイティングの影響もあり、本日のQS3000イベントはround of 32で終了。
その後は恒例のエキシビジョンマッチ「シンクロサーフィン」のチーム戦が開催。通常のヒートとは異なり、選手たちも観客も笑顔。
明日のround of 16にはHeat 2に松田詩野、Heat3に橋本恋、Mahina Maeda、Nishimoto Emily、Heat 3に川合美乃里、宮坂麻衣子と6名のなでしこ達が勝ち上がっています。
会場へ行ってぜひ応援お願いします。
White Buffalo Women’s Hyuga Pro
http://www.worldsurfleague.jp/2018/white-buffalo/
(photo/text OGAKIYO)
見どころ解説『white buffalo HYUGA PRO QS3000』。渋谷109で観戦できるサーフィン女子世界戦が10/19開幕