現地時間12月16日、カリフォルニアで開催されていた「2018 Stance ISA World Adaptive Surfing Championship(障がい者サーフィン世界選手権)」が終了。
日本代表の内田一音が、女子AS-1部門(立つことができるサーファー)で金メダルを獲得した。団体では、アメリカが金、日本は8位となった。3-5日目のレポートをお届け。
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大会3日目
現地時間14日には、AS-2(立てるもしくは膝立ちできる)部門で出場している小林征郁が、R2で出した4.57pt(写真下)と、R1の2.93ptの合計点で、見事QF進出。同部門の勝倉直道もQF進出を果たしたほか、AS-5の藤原智貴もコマを進めた。
AS-3(座って乗るサーファー)部門で出場しているアメリカのアラナ・ニコルズは、インタフェアを犯して2本目のスコアが半分になってもなお、11.35ptのトータルスコアを獲得し、群を抜いた強さを見せつけた。
日本代表メンバーの結果は以下の通り。
AS-2 男子R2H3 小林征郁 →QF進出 男子R2H4 勝倉直道 →QF進出 AS-4 女子R2H3 鈴木しほ →R2敗退 AS-5 男子R2H3 藤原智貴 →SF進出 AS-VI 男子R2H4 葭原滋男 →R2敗退 |
大会4日目
現地時間15日、女子AS-1のラウンド2とセミファイナルが行われ、内田一音が1位でファイナル進出。AS-2の小林征郁も、1位通過でファイナル進出を決めた。その他の日本代表メンバーはここで敗退。
AS-1 男子QF H3 伊藤建史郎 →QF敗退 男子QF H3 山本力也 →QF敗退 女子R2H1 内田一音 →SF進出 女子SF 内田一音 →ファイナル進出 AS-2 男子QF H1 小林征郁 →SF進出 男子QF H1 勝倉直道 →QF敗退 男子SF 小林征郁 →ファイナル進出 AS-5 男子SF H1 藤原智貴 →SF敗退 |
大会最終日
現地時間16日、各部門の結果が出揃い、国別順位も確定。女子AS-3部門で金メダルを獲得したアラナ・ニコルズを筆頭に、銀メダルを3つ獲得したアメリカが団体1位となった。
また、AS-5(パドルアウトに補助が必要で立てない)部門に出場していた、コロンビアのフレディ・マリモン(13歳)は10ポイントライドを決め、金メダルに繋げた。
日本代表は、内田一音が女子AS-1部門で見事2大会連続の金メダルを獲得。団体順位は昨年の9位から1つ順位をあげ8位となった。
閉会式では、各部門の表彰式のほかに、2019年ワールドサーフィンゲームスの開催地もアナウンスされた。
▼日本代表結果
AS-1(立つことができる) 内田一音 女子1位 伊藤建史郎 男子9位 山本力也 男子13位 AS-2(立てるもしくは膝立ちできる) 小林征郁 男子4位 勝倉直道 男子7位 AS-4(うつ伏せで乗る) 鈴木しほ 女子10位 AS-5(パドルアウトに補助が必要で立てない) 藤原智貴 男子7位 AS-VI(視覚障がい) 葭原滋男 男子12位 団体 日本 8位 |
『2018 Stance ISA World Adaptive Surfing Championship』公式サイト
(THE SURF NEWS編集部)