歴代の名勝負を振り返る「WSL Vault」に2003年の新島戦がピックアップ!
アンディ・アイアンズが優勝した2005年の千葉を最後にCTが日本で開催されることはなくなったが、それ以前は年に1戦は日本が舞台になったシーズンが多く、特に「丸井プロ」は当時からサーフィンをしていたアラフォー、アラフィフのサーファーには本当に懐かしいコンテストだろう。
スポンサーが大きいだけに、地上波でもダイジェストが放送されていた時代だ。
2003年前後はまさにアンディの全盛期。
2002年、2003年、2004年と3年連続でワールドタイトルを獲得している。
ライバルはケリー・スレーター、タジ・バロウ、ジョエル・パーキンソン、ミック・ファニングとASPの黄金時代とも言える。
2003年は全11戦あり、新島はシーズン中盤の第5戦。
アンディをカレントリーダーにミック、キーレン、パーコ、タジがタイトル争いをしていた。
(ケリーは前半に怪我で失速、後半に巻き返し、ランキング2位で終えている)
2003年の新島戦のスポンサーは「Quiksilver」
ケリーが宣伝塔となり、記念Tシャツも発売されていた。
東京ながら大都会と対比するのんびりとした新島に世界のトップ選手と本戦出場を決めた日本のトップサーファーが集結。
大野修聖と双子の兄の仙雅、林健太、原田正規が登場していた。
海外勢ではカラニ・ロブ、ティム・カラン、ネコ・パラダッツ、ファビオ・ゴーベイア、オッキー、ルーク・イーガン、ダニー・ウィルス、コリー・ロペス、ネイザン・ウェブスターなど懐かしい顔ぶれも。
2019年からWSLのコミッショナーを務めるパット・オコーネルも選手として登場、インタビューを受けていた。
日本人選手ではR3でアンディと接戦を演じた大野修聖の活躍が注目されていた。
CTにしてはスモールながら、タジに「トラッセルズのようだ」とまで言わせた新島の波で最後まで勝ち上がったのはアンディとパーコ。
セミファナルではミックvsパーコというゴールデンカードもあり、大いに盛り上がっていた。
最後はロースコア止まりだったパーコに対して確実にミドルスコアを重ねたアンディの勝利。
2年連続のタイトルに弾みをつけた。
未だ現役のケリーを始め、17年前の若き日のトップ選手を眺めているだけでも楽しめるのに、その舞台が日本という贅沢過ぎる動画をぜひチェックしてみては?
フル動画は以下より!
2003 Niijima Quiksilver Pro Japan:https://www.worldsurfleague.com/
(空海)