10月29日、日本サーフィン連盟(NSA)は、10月31日(土)から11月1日(日)の午前にかけて千葉県一宮町釣ヶ崎海岸で行われる「2020年サーフィン強化合宿」の参加選手を発表した。
前年の各リーグでの成績をもとに選出された強化指定選手とジュニア強化指定選手のうち、男子32名、女子17名が参加し、ヒート形式のトレーニングが行われる。
11月1日から同会場で開催される『第2回ジャパンオープンオブサーフィン』の出場選考会(トライアル)として位置づけられているが、2019年世界ランキング男女各上位8名は合宿免除となり既にジャパンオープンへの出場が決定している。
ジャパンオープンには、強化合宿で選出された男女16名の選手と、世界ランキング男女各上位8名の合計24名ずつが出場することになっていたが、世界ランク最上位の五十嵐カノア及び都筑有夢路がジャパンオープンに参加しないため、強化合宿から男女17名が選出されることとなった。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため強化合宿の観戦・取材等は受け付けておらず、ライブ配信等も予定されていない。ジャパンオープン出場選手は11月1日午前10時30分頃にジャパンオープン公式サイトで公表される。
「2020年サーフィン強化合宿」参加選手
男子 | 女子 |
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河谷 佐助 金沢 呂偉 松原 渚生 岩見 天獅 森 友二 伊東 李安琉 平原 颯馬 佐藤 利希 西 優司 村田 嵐 佐藤 魁 西 修司 仲村 拓久未 藤沼 佳太郎 軽部 太氣 大場 玲遥 藤田 澪駿 進士 海理 藤井 徳大 安室 弦 鳥潟 一太 長沢 侑磨 休場 匠 鈴木 一歩 小崎 歩夢 山本 來夢 岡野 漣 足立 海世 行廣 誠波 髙井 汰朗 小野 里弦 三木 望未 (計32名) | 松田 詩野 大村 奈央 中塩 佳那 都築 虹帆 松岡 亜音 川瀬 心那 須田 那月 宮坂 麻衣子 庵原 美穂 興梠 サラ 小林 麻衣子 池田 美来 芳田 花瑚 鈴木 莉珠 澤田 七奈緒 清水 心春 小沢 美良乃 (計17名) |
ジャパンオープンオブサーフィン出場決定者(合宿免除者)
男子 | 女子 |
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稲葉玲王 大原洋人 安室丈 新井洋人 村上舜 加藤嵐 鈴木仁 | 前田マヒナ 脇田紗良 黒川日菜子 橋本恋 川合美乃里 野中美波 |
五輪への道を掴めるか?
ジャパンオープンの優勝者は、2021年5月に中米エルサルバドルで開催予定の世界選手権「ISAワールドサーフィンゲームス(WSG)」に日本代表として出場する。WSGは東京五輪の最終出場選考会も兼ねており、この大会に出場することが東京2020オリンピックへの最後の切符をつかむ唯一の道。
既に、五十嵐カノア・都筑有夢路・村上舜・松田詩野の4名が、日本代表“波乗りジャパン”として出場を決めており、ジャパンオープン出場者は残りの男女1枠をかけて優勝の座を狙う。
■東京2020オリンピックへの道筋
2020年10月31日~11月1日 「2020年サーフィン強化合宿」[釣ヶ崎海岸]
↓ 強化指定選手から男女各17名を選出
2020年11月1日~11月3日 「第2回ジャパンオープンオブサーフィン」[釣ヶ崎海岸]
↓ 男女各17名+世界ランク上位7名から男女優勝者が決定
2021年5月8日〜5月16日 「ISAワールドサーフィンゲームス」[エルサルバドル]
五十嵐カノア・村上舜・都筑有夢路・松田詩野+ジャパンオープン男女優勝者が“波乗りジャパン”として出場
↓ 上位男子5名、女子7名が新たに五輪出場権を獲得
2021年7月25日~8月1日 「東京2020オリンピック」[釣ヶ崎海岸]
(THE SURF NEWS編集部)