11月1日から3日にかけて、五輪サーフィン競技会場である千葉県一宮町・釣ヶ崎海岸(志田下)にて『第2回ジャパンオープンオブサーフィン』本戦が無観客で開催され、大原洋人と前田マヒナが優勝。来年5月にエルサルバドルで開催される五輪最終選考会「ISAワールドサーフィンゲームス(WSG)」日本代表の最後の切符を掴んだ。
本大会には、10月31日から11月1日午前にかけて同会場で行われた「サーフィン強化合宿」で選出された強化指定選手とシード選手の計男子24名女子23名が参加。
連日コシ~ムネ程度の波がコンスタントに入るなか、本戦ではWSGと同じリパチャージ方式(敗者復活戦)が採用され、2日半で46ヒートを実施。五輪に繋がる最後の1枠をかけて熾烈な戦いが繰り広げられた。
「ISAワールドサーフィンゲームス」には、五十嵐カノア、都筑有夢路、村上舜、松田詩野の4名と、今回優勝者の大原洋人と前田マヒナが日本代表“波乗りジャパン”として出場する。
女子優勝の前田マヒナは日本人の両親を持ちハワイで生まれ育った。2018年に国籍登録をアメリカから日本に変更し、昨年のISAワールドサーフィンゲームスにも日本代表として出場。2019年の世界ランキングは15位で日本人のなかでは都筑有夢路に次ぐ2位。1998年生まれの22歳。
男子優勝の大原洋人は、地元一宮町出身の23歳。2015年に「Vans US Open of Surfing」で日本人初の優勝を成し遂げ時の人となり、日本におけるサーフィンの知名度向上にも大きく貢献。2018年、2019年にISAワールドサーフィンゲームスにも日本代表として出場。
昨年のISAワールドサーフィンゲームスでは、五輪内定の座を村上舜・松田詩野に譲った大原洋人と前田マヒナがこのジャパンオープンで優勝。エルサルバドルで再び五輪切符の獲得に挑む。
『第2回ジャパンオープンオブサーフィン』結果
男子
1位 大原洋人
2位 稲葉玲王
3位 西優司
4位 松原渚生
女子
1位 前田マヒナ
2位 野中美波
3位 川合美乃里
4位 松田詩野
『第2回ジャパンオープンオブサーフィン』公式サイト:https://japanopenofsurfing.jp/
(THE SURF NEWS編集部)