全4戦中上位3戦のポイントで争われる2021年JPSAショートボードシリーズ。
5月に千葉の一宮で開催された開幕戦『さわかみチャレンジシリーズ一宮プロ』は稲葉玲王、脇田紗良が優勝。
第2戦の新島戦は中止となり、第3戦の『第25回 茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』は9月の茨城大洗で開催され、安室丈、松岡亜音が優勝していました。
2戦終了時点でのカレントリーダーは安室丈と脇田紗良。
そして、大洗戦から約1ヶ月の10月18日〜21日に千葉の鴨川マルキで3戦目の『ムラサキ 鴨川オープン supported by 秀吉内装』が開催。
カレントリーダーが入れ替わり、その他のランキングにも変動がありました。
女子は川合美乃里が2019年以来の優勝
イベント期間中は前半がウネリのピークとなり、後半にかけてサイズダウン傾向。
特に最終日は潮が引かないと割れないほどのスモールコンディション。
少しのミスも許されない緊張感ある勝負に。
女子はカレントリーダーの脇田紗良がポルトガル、フランスで開催中のCTのステップとなるCS(チャレンジャー・シリーズ)参加のために欠場。
ランキング2位の川合美乃里が順調に勝ち上がり、ファイナルでは中塩佳那に序盤から追い込まれながらも逆転に成功。
2019年最終戦一宮プロ以来の優勝を成し遂げ、ランキングでもトップに立ちました。
田原での最終戦はハワイでのCSの最終戦の直前に開催されます。
脇田紗良が田原に出場すれば熾烈なタイトル争いになり、また大洗で優勝していた松岡亜音にもタイトルのチャンスがあります。
『ムラサキ 鴨川オープン』女子結果
1位 川合美乃里
2位 中塩佳那
3位 松岡亜音、橋本恋
2021年JPSAショートボード
『ムラサキ 鴨川オープン』終了後のランキング
1位 川合美乃里 4720pt
2位 須田那月 3740pt
3位 池田美来 3680pt
4位 都築虹帆 3470 pt
5位 脇田紗良 3460pt
5位 松岡亜音 3460pt
男子は伊東李安琉がJPSA初優勝
男子のファイナルはランキング2位の西慶司郎、宮崎の伊東李安琉のグーフィーフッター勝負。
序盤から伊東李安琉がスコアを重ねて主導権を握り、追い上げてきた西慶司郎をかわして優勝。
ジュニア時代から注目されていた伊東李安琉ですが、JPSAでは嬉しい初優勝になりました。
ランキングでは安室丈がQFでの西慶司郎との直接対決に敗れてしまい、今回の結果によって西慶司郎が僅かなポイント差でトップに。
タイトル争いはこの二人と今回優勝した伊東李安琉に絞られてきそうです。
最終戦『さわかみチャレンジシリーズ ALL JAPAN 田原プロ』は11月15日〜17日(予備日18日)にショートボード、11月18日〜19日(予備日20日)にロングボードが開催されます。
また、ショートボード特別戦としてシニア・マスタープロが併催されます。
『ムラサキ 鴨川オープン』男子結果
1位 伊東李安琉
2位 西慶司郎
3位 大橋海人、小林桂
2021年JPSAショートボード
『ムラサキ 鴨川オープン』終了後のランキング
1位 西慶司郎 4400pt
2位 安室丈 4220pt
3位 岩見天獅 3360pt
4位 仲村拓久未 3240pt
5位 伊東李安琉 3220pt
JPSA公式サイト:http://www.jpsa.com/
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
(THE SURF NEWS編集部)