11月15日から愛知県田原市で開催されているJPSA最終戦。11月18日にショートボードのファイナルデーが行われ、脇田泰地と都築虹帆が優勝。西慶司郎と松岡亜音が2021年のグランドチャンピオンを獲得した。
期間中は連日スモールコンディションが続いたことで、予備日の18日まで使用して進行。最終日はショート男子QF以降、ショート女子SF以降が行われ、ロングのヒートも開始した。
男子決勝は、SFで田中大貴を破った西慶司郎と、辻裕次郎を破った脇田泰地の対戦。序盤から2人とも7点台を出すハイレベルな展開の中、ヒート中盤で脇田泰地が力強いマニューバーで大会ハイエストとなる9.00ptをスコア。トータル16.00ptで西慶司郎を引き離す。
ヒート終了間近、逆転を狙う西慶司郎がポテンシャルのあるレフトの波を掴むも、脇田泰地がプライオリティを駆使してこれをブロック。ビハインドピークから脇田が乗っていることに気が付かなかった西慶司郎がインターフェアとなり勝利が決定。開幕戦でギリギリ優勝を逃したリベンジを果たし、自身初となるJPSA優勝を決めた。
また、ファイナルデーまでもつれ込んだグランドチャンピオン争いは、逆転の可能性がった安室丈、岩見天獅、小林桂、川合美乃里等らが前日までに敗退。西慶司郎が仲村拓久未とのQFを制し、セミファイナルに進出した時点で、西慶司郎グランドチャンピオンが決定した。
女子は、2019年グランドチャンピオンの須田那月と、2019年ルーキーオブザイヤーの都築虹帆がファイナルに進出。
伊良湖が地元の都築虹帆が序盤からリズミカルに攻め、ヒートをリードしたままトータル13.27ptで優勝。今大会での優勝がグランドチャンピオンの条件となっていた須田那月は、アベレージスコアを2本揃えるもスコアを伸ばしきれず9.64ptと、あと一歩のところで優勝を逃す結果となった。
これにより、第2戦の茨城でプロ公認を得て優勝した松岡亜音が、ルーキーイヤーでグランドチャンピオンが獲得した。
なお17日には特別戦として、シニア・マスタープロ田原も行われた。
マスタークラスは、小川昌男、川井幹雄、岡野教彦、河村正美のレジェンド4名が出場し、トータル10.60をスコアした河村正美が優勝。
シニアクラスは牛越峰統、進藤晃、遠田真央、河野正和の4名がファイナルに進出。牛越峰統が7.27、6.53と終盤にグッドスコアを2本揃えて優勝した。
JPSAショートボード最終戦「田原プロ」結果
ショートボード 男子
1位 脇田泰地
2位 西慶司郎
3位 辻裕次郎、田中大貴
ショートボード 女子
1位 都築虹帆
2位 須田那月
3位 松岡亜音、高橋みなと
特別戦 シニア
1位 牛越峰統
2位 進藤晃
3位 遠田真央
4位 河野正和
特別戦 マスター
1位 河村正美
2位 川井幹雄
3位 岡野教彦
4位 小川昌男
■結果詳細
https://www.jpsa.com/schedule/3526/
さわかみチャレンジシリーズ チャンピオン
男子 西慶司郎
女子 都築虹帆
JPSA 2021年ショートボード グランドチャンピオン
男子 西慶司郎
女子 松岡亜音
JPSA 2021年ショートボード ルーキーオブザイヤー
男子 齋藤昇吾
女子 松岡亜音
現在、ロングボード男子のR1が進行中。ライブ映像やヒート表は以下より。
■11/18(木) ロングボード1日目
https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/EC2XnDJswdAYAs
■11/19(金) ロングボード2日目
https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/EC2Xisp7BxZhtb
■ロングボード ヒート表
https://www.jpsa.com/schedule/3527/
ショートの総括レポートや、ロング最終戦のレポートも追って掲載予定。
(THE SURF NEWS編集部)