2022年2月1日、日本サーフィン連盟(NSA)は、2022年のサーフィン強化指定選手を発表。年末に発表した選考基準に基づき、NSA、WSL、JPSAの各ランキング等から計65名の選手を選抜した。
また、タヒチが会場となる2024年パリオリンピックに向けて設けた「特定強化指定選手」の選考方法についても公表。「8フィート以上のハワイ、タヒチ、フィジーなどの波に乗る動画」を志望理由などを記載した申請書と共に、2月13日(日)までに提出することとしている。
今回選出された65名に加え、この「特定強化指定選手」が最大で男女各10名程度選出される見込みだ。
強化指定選手はオリンピックでのメダル獲得とそれに向けた選手育成を目的として指定されるもので、今回は特に2024 年、2028 年のオリンピックに焦点が当てられた。またNSAは「強化指定選手の選考基準における第一の目的は、次期オリンピックの最終選考とそれに対する育成である為、オリンピック後の年には枠の拡大をし、翌年、翌々年と、順次枠の縮小を行い、時期オリンピックに向けた選手の最終選考を目指すものとする」としている。
2022年 サーフィン強化指定選手
A指定選手
男子:五十嵐カノア、大原洋人、村上舜、稲葉玲王、髙井汰朗(J)
女子:都筑有夢路、黒川日菜子、中塩佳那(J)、松田詩野、前田マヒナ、野中美波、脇田紗良
B指定選手
男子:安室丈、新井洋人、岩見天獅(J)、金沢呂偉、上山キアヌ久里朱、西修司、西慶司郎、松原渚生(J)、矢作紋乃丞(J)
女子:大村奈央、川合美乃里、西元萌エミリ、都築虹帆、松岡亜音(J)
C指定選手
男子:安室弦、石川拳大、伊東李安琉、小松凛輝、佐藤利希(J)、鈴木耀竣、田中大貴、藤沼佳太郎、本田孝義、休場匠、脇田泰地
女子:川瀬心那(J)、澤田七奈緒、須田那月、芳田花瑚
ジュニア指定選手
男子:小濃来波、菅原大地、鈴木一歩、辻岡堅太朗、鳥潟一太、石山汰一、岡野漣、酒井仙太郎、鈴木慈英、佐藤頼斗、強矢凛太郎、髙井悠二朗、寺田文太、豊田未空、長沢侑磨、和氣堆人、渡邉壱孔
女子:上門涼風、清水心春、池田美来、鈴木莉珠、高橋花音、高橋結奈、登坂祐妃
(J):ジュニア選手
2022年 強化指定選手選考基準
■目的
2024 年、2028 年のオリンピックのメダル獲得と育成を目標に、ISA 世界大会や WSL 等、海外で活躍する日本人選手を選抜する。また、2028 年大会の選手育成もターゲットにするため選考枠を拡大し、2028 年時の年齢に適したジュニア選手を育成する。
尚、強化指定選手の選考基準における第一の目的は、次期オリンピックの最終選考とそれに対する育成である為、オリンピック後の年には枠の拡大をし、翌年、翌々年と、順次枠の縮小を行い、時期オリンピックに向けた選手の最終選考を目指すものとする。
■シニア枠 選考基準
①NSA メンクラス・ウィメンクラスランキング上位2名
②WSL2021 アジア日本人ワールドランキング上位 8 名(男女)
※オリンピックシードを除く
※但し、日本国籍を有し、NSA 及び JOC の規定に準じる WSL-CT 選手は強化指定選手としていつでも追加し選抜することができる。
③JPSA 日本ランキング上位 4 名(男女)
④強化部推薦 2024 オリンピック パリ大会(タヒチ)の波に適した選手
⑤2020 東京オリンピック出場選手
■ジュニア枠 選考基準 (U18・U18G・U16・U16G)
①NSA ジュニアクラスランキング上位8名
②NSA ボーイズクラスランキング上位8名
③NSA キッズクラスランキング上位8名
④NSA ガールズクラスランキング上位8名
⑤強化部推薦 2024・28 オリンピック パリフランス大会(タヒチ)・ロス大会の波に適した選手
⑥強化部推薦 U16 の選手で海外またはプロで活躍する選手を選考することができる
⑦2019 世界ジュニア選手権出場選手(コロナにより未開催のため 3 年更新とする)
■その他
・ISA 世界ジュニア選手権代表・補欠選手はナショナルチーム育成期間として登録年(参加年)より2年間を強化指定選手として更新する。(2022 年度は 3 年とする)
・マスターの強化指定選手は、世界大会の派遣決定後 C 指定選手として登録する。
・各ジュニア以下のクラスで対象年齢者が8名以下の場合、NSA ランキングより翌年の U18・U16 対象クラスに分け計8名をランキングより追加選抜する。
・ISA 世界選手権代表はナショナルチーム期間として登録年(参加年)より2年間、強化指定選手として更新することができる。
※ジュニア・ガールズクラスの強化指定選手選考者で、シニアクラスに上がる選手はシニアクラスの強化指定選手になります。
2022年 強化指定選手ランク選考基準
■A指定
下記の成績評価基準のいずれかを満たし、 次期世界大会において4位以上の成績を収める可能性が高いと認められる選手。
①前年度におけるNSA主催大会で1位の成績を2回以上収めている事。かつ最終ランキング1位以内である選手。
②前年度のWSLワールドランキングが下記の範囲内であること。
WSL-CSランキング日本人上位3名またはランキング50位以内
③ISA世界選手権・世界ジュニア決勝進出者(メダル獲得者)
④WCT選手
⑤日本で最高位を収める可能性が高いと認められる選手。
⑥東京2020オリンピック出場選手
■B指定
下記の成績評価基準のいずれかを満たし、次期世界大会において好成績を収める可能性が高いと認められる選手。
①前年度のワールドランキングが下記の範囲内であること。
WSLランキング選考者
②ISA世界選手権・世界ジュニア選手権メンバー
③JPSAグランドチャンピオン
④強化コーチ推薦者(世界大会を基準に活動している選手)
⑤日本で最高位を収める可能性が高いと認められる選手
■C指定
次期世界大会において、好成績を収める可能性が高いと各部が認める選手。
①A,B指定以外の選手
②ISA世界選手権・世界ジュニア選手権補欠メンバー
③NSAジュニアオープン優勝者(ISA同年出場時)、JAPAN OPEN優勝者(ISA同年出場時)
④2024パリ五輪特別枠選考者
※ISA世界マスター選手権大会の代表選手は、派遣決定後C指定選手として登録されます。
詳細:https://www.nsa-surf.org/news/detail/32
2022年特定強化指定選手
■目的
ビックウェーブでの経験が豊かな選手を選出し、オリンピック競技大会(2024/パリ)に向けて強化を行います。
■選考概要
(1) 選考人数
最大男女各10名、合計20名程度。
(2) 対 象
2022年度強化指定選手に該当しなかった選手で、タヒチの波に適し、2024年パリ大会出場を本気で目指す方。
(3) 提出物
・選考を受ける者は、下記の素材を準備し強化部に送付してください。
(ア)8フィート以上のハワイ、タヒチ、フィジーなどの波に乗る動画(ハワイ、タヒチサイズの6ft以上)
(イ)申請書
(ウ)申請書【別紙】
(エ)申請者が未成年の場合は、保護者の同意書を提出してください。
・提出締切
(ア)2月13日(日)必着
(イ)3月上旬までに強化指定選手を選考し、NSAホームページにて発表します。
(4) 提出方法
ア 下記担当まで、E-mailにてご提出ください。
イ 動画は、大容量ファイル送受信サービスを使用しての送付でも構いません。
ウ 提出いただく全てのファイルに氏名を記載してください。
エ ワード、エクセルが使用できない場合は、項目をすべて網羅いただき、他の形式でのご提出でも構いません。
■留意事項
(1) 強化指定選手に選考された方は、今後、ドーピング検査等の対象となる場合があります。
(2) 強化指定選手として、合宿等NSAの主催するイベントにご参加いただくこととなります。ご協力いただける方のみ、ご申請ください。
(3) サポート内容については、指定通知と共にお知らせします。
■担当
日本サーフィン連盟 強化部
メールアドレス:mailto:staff@nsa-surf.org
電話番号:03-6434-7341
FAX:03-6434-7795
住所:〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町4番2号JAPAN SPORT OLYNPIC SQUARE10階
詳細:https://www.nsa-surf.org/news/detail/33
(THE SURF NEWS編集部)
▼パリ五輪サーフィン特設ページ