2022年のJPSAショートボードシリーズは全5戦で争われ、すでに4月に開幕戦『さわかみ一宮プロ』が開催され、西優司&中塩佳那が優勝。
第2戦は8月の『新島プロ』、そこから9月の茨城の大洗、10月の千葉の鴨川と続き、宮崎の日向で最終戦を迎える。
今年はレギュラシリーズの他、特別戦が3戦用意されており、その1戦『さわかみ チームチャレンジ福島』が7月26日に福島県の四倉海岸で開催された。
初のチーム戦
今回の『さわかみ チームチャレンジ福島』は男女混合4名、コーチ1名。
合計5名が1組のチーム戦で、6チームが参加して行われた。
当然通常のJPSA戦とはフォーマットが異なり、1ヒートに1チーム2名がペアという形で入り、マキシマムウェーブ8本(ノックアウトラウンドは10本)を分け合いながら敵チームと戦う。
プライオリティもチームで共有という特別なルールもあり、コーチの采配が重要でもあった。
勝敗は個人のベスト2ウェーブの他、ヒート順位ごとに配分されるチームポイントで決定。
最初に総当たり戦のグループラウンドを行い、各グループの上位2チームがノックアウトラウンドと呼ばれるSF、ファイナルを行い、チャンピオンを決める。
ノックアウトラウンドからSF
グループラウンドを勝ち上がったのはチームクイックシルバー&ロキシー、チームビラボン、チームオニールとチームロックホッパー&ウェーブウォリアーズ。
チームムラサキスポーツとチームU-19はグループラウンドで敗退となった。
セミファイナルH1はチームクイックシルバー&ロキシー(伊東李安琉、渡辺愛) vs チームビラボン(安室丈、川瀬心那)
渡辺愛、伊東李安琉のチームクイックシルバー&ロキシーがワンツーフィニッシュでファイナルへ。
セミファイナルH2はチームオニール(新井洋人、堀越力) vs チームロックホッパー&ウェーブウォリアーズ(和氣匠太朗、三輪紘也)
堀越力、新井洋人のチームオニールがワンツーフィニッシュでファイナルへ。
ファイナル
ファイナリストはチームクイックシルバー&ロキシーとチームオニール。
チームクイックシルバー&ロキシは平原颯馬と佐藤季。
チームオニールは西慶司郎と川合美乃里を選出した。
ファイナルは序盤に西慶司郎が8.00を出し、川合美乃里もミドルスコアを重ねてチームオニールが主導権を握る。
チームオニールはプライオリティも上手く使い、チームクイックシルバー&ロキシーをブロックして逃げ切り優勝。
賞金の100万円を手に入れた。
JPSA公式サイト:http://www.jpsa.com/
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
(空海)