全5戦で争われる2022年JPSAショートボードシリーズ。
男子は志田下での開幕戦で西優司、新島での第2戦で金沢呂偉が優勝してランキングも拮抗しているが、女子は中塩佳那が2連勝中で独走状態。
グランドチャンピオンに王手をかけた『第26回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』が9月6日〜8日に茨城の大洗、南側に位置する磯場ポイントで開催された。
中塩佳那が3連勝
注目の女子は御前崎で開催されたばかりのQS1,000『White Buffalo Omaezaki Pro』のファイナリストが多数最終日まで残り、ファイナルは中塩佳那と川合美乃里が対戦。
コシ〜ムネサイズの風の影響が入った難しいコンディションの中、4ポイント止まりだった川合美乃里を尻目に5ポイント台を重ねた中塩佳那がトータル10.60で優勝。
驚異の3連勝を決めた。
JPSAから発表はないが、残りは鴨川、日向の2戦のみなので、中塩佳那のグランドチャンピオンはほぼ確定だろう。
西慶司郎が2年ぶりの優勝
男子は新島を制した金沢呂偉がSFまで進出したものの、このラウンドでディフェンディングチャンピオンの安室丈に敗退。
西慶司郎と安室丈のファイナルは4〜5ポイント台のミドルスコア勝負で進行した後、3本目に6.17を出した西慶司郎が主導権を握り、バックアップスコアも塗り替えてトータル11.90で優勝。
2020年JPSA特別戦『さわかみ チャレンジシリーズ 鴨川』以来の優勝を手に入れ、タイトル争いにも有利なポジションになった。
もし、西慶司郎が今年グランドチャンピオンを獲れば2年連続となる。
次の第4戦は10月4日〜6日に鴨川マルキで開催される『ムラサキ鴨川プロ supported by 秀吉内装』
特別戦『SAWAKAMI ASIA CHALLENGE Ichinomiya』が9月27日に志田下で開催され、日向の最終戦が10月に行われるため、連戦となる。
なお、全4戦で争われる2022年JPSAロングボードシリーズは9月14日〜15日に茅ヶ崎パークで第3戦『クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ』が開催される。
海洋環境保全活動のプロジェクト「ReWave」
2021年から始まったJPSAの海洋環境保全活動のプロジェクト「ReWave」
海洋プラスチック問題を中心に海を守るための具体的なアクションに取り組んでいる。
まずビーチクリーンから。
興味がある方は公式サイトをぜひ。
ReWave公式サイト:https://rewave.jpsa.com/
『第26回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』結果
1位 西慶司郎
2位 安室丈
3位 平原颯馬、金沢呂偉
女子
1位 中塩佳那
2位 川合美乃里
3位 池田美来、都築虹帆
JPSA公式サイト:http://www.jpsa.com/
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
(空海)