全5戦で争われる2022年JPSAショートボードの第4戦『ムラサキ鴨川プロ supported by 秀吉内装』が10月4日〜6日に千葉県の鴨川マルキで開催された。
期間中はコシ〜ハラサイズのスモールコンディションで進行。
少しのミスも許されない勝負になった。
海洋環境保全活動のプロジェクト「ReWave」
海洋プラスチック問題を中心に海を守るための具体的なアクションに取り組んでいる「ReWave」によるビーチクリーンが今回も開催。
これは2021年から始まったJPSAの海洋環境保全活動のプロジェクトで、今日から誰もができる環境問題の一歩として毎回ビーチクリーンを行なっている。
アマチュアコンテストでも開催時のビーチクリーンは一般的だが、名称を付けて意識することは大切なこと。
自然を相手にするサーフィンはどのスポーツよりも環境問題に密接であることを再認識して欲しい。
興味がある方は公式サイトへ。
ReWave公式サイト:https://rewave.jpsa.com/
中塩佳那が最終戦前にグラチャン確定
女子は開幕戦から3連勝していた中塩佳那に注目が集まっていたが、R3で自身が勝ち上がり、ランキング2位の川合美乃里が敗退した時点で初のグランドチャンピオンが確定。
更に今回もファイナルに進出して都築虹帆を倒して4連勝を決めた。
インタビューでは最終戦でも優勝を目指すと話していた。
アマチュアからプロ転向の初年度にしてのタイトル獲得も不思議ではないほどNSA、ISAでは以前から活躍していた中塩佳那。
早稲田大学のスポーツ科学部に通い文武両道を目指し、すでに子供のためのトレーニング教室も行なっている。
金沢呂偉がシーズン2勝目
男子は第3戦で優勝した西慶司郎と第2戦で優勝した金沢呂偉の二人が現在4,000ポイント台でタイトルを争っている。
SFではこの二人の直接対決となり、金沢呂偉が勝ってファイナル進出。
大音凛太とのファイナルは互いに7ポイントを出すシーソーゲームとなり、最後にもう一本7ポイント台を出した金沢呂偉が優勝。
シーズン2勝目を決め、最終戦の宮崎の結果次第では初のグランドチャンピオン獲得のチャンスがある。
なお、金沢呂偉は10月8日〜9日に千葉県の千歳で開催されるプロジュニア『Minamiboso Pro Junior』にも出場予定だ。
JPSAショートボード最終戦『さわかみ 日向プロ』は10月23日〜26日(予備日27日)に宮崎県日向市のお倉ヶ浜で開催。
シニアツアー、ロングボードツアーの最終戦も期間をずらして併催される。
JPSAショートボード第4戦
『ムラサキ鴨川プロ』結果
1位 金沢呂偉
2位 大音凛太
3位 西慶司郎、岩見天獅
女子
1位 中塩佳那
2位 都築虹帆
3位 宮坂麻衣子、川瀬心那
JPSA公式サイト:http://www.jpsa.com/
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
(空海)