志田下、バリ、クルイ、ニアス、御前崎、千歳の全6戦で争われる2022年のWSLプロジュニア・アジアリージョナルの最終戦『Minamiboso Pro Junior』が10月8日〜9日に開催された。
期間中は風の影響が入りながらもサイズアップ傾向となり、最終日はセットで頭。エアリアル、カービングがスコアに結び付く見応えある勝負になった。
なお、全6戦の内、上位3戦のポイントでランキングが決まり、男女共に上位2名が2023年1月9日〜15日にカリフォルニアで開催される『WSL Junior Championships』のアジア代表に選出される。
ワールドジュニアで優勝すればQSを飛び越えてCS(チャレンジャー・シリーズ)のシード権が与えられるため、CTクオリファイの近道にもなる。
メンズはキアン・マーティンが優勝
メンズはスウェーデン出身ながらバリ在住でアジア枠として参戦することがAPAC(アジアパシフィック)から承認済みのキアン・マーティンが合計10本の波に乗り、後半に高さのあるエアーリバースをメイクして7.27をスコア。
序盤からリードしていた金沢呂偉を追い抜き、優勝を決め、ベストライディング賞も受賞した。
3位は平原颯馬、4位は岩見天獅。
キアンは3月のバリでも優勝しており、2勝目。ニアスの4位と合わせて2,600ポイントでアジアリージョナルトップに立った。
ランキング2位は3月の志田下で優勝した岩見天獅。御前崎、今回の千歳のポイントで2,250。
この二人がメンズのワールドジュニアアジア代表になる。
ちなみにキアンは父親がブラジル出身、母親がスウェーデン出身。
STABのメンタワイでのストライクミッションに取り上げられるなどバレルでも定評がある。
ウィメンズは中塩佳那が優勝
ウィメンズサイドはJPSA4連勝でグランドチャンピオンを確定させたばかりの中塩佳那が松岡亜音、池田美来、馬庭彩を抑えて優勝。
ランキングでは志田下とニアスで優勝、今回の千歳で2位になった松岡亜音が合計2,800ポイントでトップ。
2位は御前崎で優勝、志田下で2位、ニアスで3位に入った都築虹帆の2,450ポイント。
この二人がアジア代表としてカリフォルニアに向かうことになった。
『Minamiboso Pro Junior』結果
1位 キアン・マーティン
2位 金沢呂偉
3位 平原颯馬
4位 岩見天獅
ウィメンズ
1位 中塩佳那
2位 松岡亜音
3位 池田美来
4位 馬庭彩
『WSL Junior Championships』アジア代表
・キアン・マーティン
・岩見天獅
・松岡亜音
・都築虹帆
2022年プロジュニア・アジアリージョナルランキング
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)