志田下、新島、大洗、鴨川、宮崎と全5戦で争われる2022年JPSAショートボードシリーズの最終戦が宮崎県日向市のお倉ヶ浜で10月23日〜26日に開催された。
大会2日目、3日目はスモールコンディションでの戦いとなり、新島と鴨川で優勝してカレントリーダーの金沢呂偉やランキング3位の安室丈がR3敗退という波乱もあった。
すでに女子は中塩佳那が4連勝、鴨川でグランドチャンピオンを確定させていたため、注目は男子のグランドチャンピオンに絞られ、金沢呂偉が敗退した時点でランキング2位の西慶司郎の結果に委ねられることになった。
西慶司郎の敗退で金沢呂偉が初のJPSAグランドチャンピオンに輝く
西慶司郎が金沢呂偉を抜いて2年連続のJPSAグランドチャンピオンを獲得するにはファイナル進出が条件だった。
ファイナルデイは頭オーバーまでサイズアップしてスコアも出やすく、R4、R5を共に1位通過したが、平原颯馬とのQFで敗退。
終了間際に素晴らしいライディングを披露したものの、前半にスコアを重ねた平原颯馬に軍配が上がり、この時点で金沢呂偉の初のJPSAグランドチャンピオンが決定した。
ファイナリストは安井拓海と地元宮崎の伊東李安琉の勝負となり、序盤から7.17を出した伊東李安琉がリード。
安井拓海が7.03を出してバックスコア勝負となり、最後にフロントサイドで深いボトムターンからカービング、エンドセクションでのフィンを抜いたリスキーなターンをメイクして7.23をマーク。
ハイスコアを塗り替えた安井拓海がJPSA初優勝を決めた。
中塩佳那が5戦全勝の快挙
女子は4連勝でグランドチャンピオンを確定させていた中塩佳那がファイナルで川合美乃里と対戦。
川合美乃里は新島、大洗で2位と優勝を逃している。
序盤は6ポイント台を2本重ねた川合美乃里が主導権を握るが、中塩佳那も2本6ポイント台を出して僅差ながら逆転。
中塩佳那は最後の波で7.33を出して引き離し、5戦全勝の快挙を達成した。
ちなみに中塩佳那はルーキーでグランドチャンピオンという快挙も達成。
2023年はQSメインで戦い、CT入りを目指すそうだ。
JPSAショートボード最終戦『さわかみ 日向プロ』結果
1位 安井拓海
2位 伊東李安琉
3位 仲村拓久未、平原颯馬
女子
1位 中塩佳那
2位 川合美乃里
3位 宮坂麻衣子、川瀬心那
JPSA 2022年ショートボード グランドチャンピオン
男子 金沢呂偉
女子 中塩佳那
JPSA 2022年ショートボード ルーキーオブザイヤー
男子 矢作紋乃丞
女子 中塩佳那
ロングボードスケジュールとライブ中継
『さわかみ 日向プロ』はショートボードの後、10月28日(金)〜29日(土) 予備日30日(日)の日程でロングボード最終戦が開催される。
■10/28 (金) Day1
>ABEMA SPORTSチャンネル LIVE配信
https://abema.tv/now-on-air/world-sports-1
JPSA公式サイト:http://www.jpsa.com/
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
(空海)