4月から始まった2022年のJPSAもいよいよロングボード最終戦『さわかみ 日向プロ』で全てのスケジュールを終了。
宮崎県日向市のお倉ヶ浜を舞台にしたショートボード最終戦終了後、1日を空けて10月28日から開幕。
ダブルバンクを使用して足早に進行して29日に最終日を迎えた。
期間中はムネ〜カタの十分なサイズがあり、早朝は風も弱かったが、日中は風が悪く、コンディションは悪化傾向。
千葉の志田下、千倉、茅ヶ崎と3連勝してすでにグランドチャンピオンが確定していた浜瀬海がR5でインターフェアを犯して敗退する波乱もあった。
ちなみに井上鷹、井上桜、井上楓の井上兄妹はプエルトリコで開催中のISA主催のSUPイベント『2022 ISA World SUP and Paddleboard Championship』に日本代表として参加。
こちらも健闘を祈りたい。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
男子は櫻岡甲太が2016年の千倉戦以来の優勝
『さわかみ 日向プロ』メンズファイナルは地元宮崎のベテラン、秋本祥坪。
櫻岡甲太、森大騎の千葉勢と茅ヶ崎戦でもファイナル進出を果たしたプロ1年目の16歳、スノーボードのプロとの二刀流の武川慎。
武川慎はすでにルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得している。
ファイナル序盤はロースコア、ミドルスコア勝負の中、森大騎が6.50を出してリードするが、武川慎、櫻岡甲太、秋本祥坪もスコアを伸ばして抜きつ抜かれつのデットヒートに。
最後はハング5とカットバックで7.00を出した櫻岡甲太、6.80を出した秋本祥坪、森大騎の争いとなり、櫻岡甲太が2016年の千倉戦以来の優勝。
以前、日向に住んでいたことも今回の優勝に結び付いたようだ。
女子は田岡なつみが圧勝
女子は優勝1回、2位が2回の吉川広夏がゼッケンを受け取った時点でグランドチャンピオンが確定。
5度目のタイトル獲得となった。
田岡なつみはWSLイベント出場のために4戦中3戦の出場。
優勝1回、3位が1回だったため、最終戦で優勝しても吉川広夏とのポイント差を埋めることは出来なかった。
とはいえ、今回のファイナルでは田岡なつみが吉川広夏、小栗瑞恵、大橋寛子を相手に後半に難しいセクションでノーズライドをメイク。
9.00、8.00を重ね、トータル17.00で圧勝した。
なお、最終戦では吉川広夏の妹、吉川未来、大澤香織がシングルスコアの7ポイント、もしくはトータルスコアの11ポイントの条件をクリアして公認プロ資格を得た。
JPSAロングボード最終戦『さわかみ 日向プロ』結果
1位 櫻岡甲太
2位 森大騎
3位 秋本祥坪
4位 武川慎
女子
1位 田岡なつみ
2位 吉川広夏
3位 小栗瑞恵
4位 大橋寛子
JPSA 2022年ロングボード グランドチャンピオン
男子 浜瀬海
女子 吉川広夏
JPSA 2022年ロングボード ルーキーオブザイヤー
男子 武川慎
女子 藤城茜
JPSA公式サイト:http://www.jpsa.com/
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
(空海)