3月2日、2023年初となる日本国内開催の国際大会、QS3,000『whitebuffalo HYUGA PRO』が開幕。
初日の宮崎県日向市・お倉ヶ浜はコシサイズのスモールに加え、風の影響も入った難しいコンディション。
メンズはシード選手が登場するRound of 64のH8、ウィメンズはRound of 24まで進行した。
メンズは早くも番狂わせありの初日
今イベントはQSアジアリージョナルからのCS出場者を決める中で大切な1戦。
今回はランキングトップのオニー・アンワー(IDN)が欠場した以外、上位選手が揃っているが、難しいコンディションに現在2位のキアン・マーティン(SWE)がRound of 64で敗退。
岩見天獅も初日で姿を消した。
一方、3位のクトゥ・アグース(IDN)を始め、田中大貴、西慶司郎、伊東李安琉、和井田龍貴(IDN)などがラウンドアップ。
残りヒートには西優司、安室丈、金沢呂偉、新井洋人、村田嵐。
怪我からの復帰戦となる大原洋人などが控えている。
初日で注目された一人、地元の平坂光遵はRound of 64でミドルスコアを重ね、大音凜太と共にRound of 32進出を決めた。
勝利後には、「風は強かったけど、アウトはクリーンでした。このクリーンなコンディションが数日続くことを願っています。アジアの強豪とホームブレイクで戦えることは素晴らしいです。非常にレベルが高い中、勝ち上がることができて良かったです」とコメントを残している。
現役最後の大会となる須田那月がトップ通過
ウィメンズはオープニングラウンドとなるRound of 24のみ進行。
今大会で16年間の現役生活引退を表明している須田那月がトップス通過を果たし、次のRoun of 16ではQSアジアリージョナルトップの野中美波などと対戦する。
「昨年、大きな怪我をしてしまい、競技から引退することを決意しました。家族と相談してこのイベントに参加することを決め、楽しんでやれれば良いなと思っています。ヒートに勝て嬉しいですし、出場して良かったなと思っています」
トップシードが登場するRoun of 16からは野中美波を始め、都築虹帆、松岡亜音、松田詩野、池田美来、松永莉奈、脇田紗良。
アジアリージョナル4位、インドネシアのカイラニ・ジョンソンが唯一の外国人選手としてクレジットされている。
大会二日目となる3月3日は7時30分ファーストコールの8時開始予定。
メンズのRound of 64の残りヒート終了後、ウィメンズのRoun of 16が進行予定。
スモールコンディションに加え、日中は東よりのオンショアが吹き込む予想だ。
ビーチクリーン
競技終了後にはWSLとNPO法人「サーフアン ドシー×セロリー株式会社の主催によるビーチクリーン活動が実施。
選手と大会スタッフ、観戦者が一体となってビーチクリーンを行った。
リンク
『whitebuffalo HYUGA PRO』公式サイト
https://hyugapro.com/
(空海)