4月22日〜24日に静波サーフスタジアムで、“遊び”を通じて障がい者の社会参加を促進することを目的として活動する団体「一般社団法人ユニバ」主催の「第2回静波パラサーフィンフェスタ」が開催される。
第1回目となった昨年7月のイベントには一般の観覧者も含めて450名以上が来場。
クラウドファンディングを通じて500万円以上の支援額が集まり、牧之原市や日本サーフィン連盟も後援し、井上鷹などゲストプロサーファーらによるエキシビジョンや東田トモヒロのアコースティックライブも行われ、大いに盛り上がっていた。
第2回目となる今年は大会要素が少なかった第1回目から一歩進み、初日に体験会開催。
残りの2日間で大会「JAPAN OPEN」を行う予定。
イベント期間中は色々な出店ブースが用意され、ライブペイント、アコースティックライブ、パルクール、トークセッションも行われる。
なお、海よりも安全を確保しやすいウェーブプールでのサーフィン体験会は人気で、すでに定員に達して受付を終了しているが、次回に参加することを考えて見学だけするのも良いだろう。
会場は様々な面で安全や健康のことを考慮しているので、ぜひサーフィンがどのようなものかを実際に見て欲しい。
パラサーフィン大会は次のステージへ
パラサーフィン大会は年々競技者が増えており、世界的にはISA主催の『ISA World Para Surfing Championship』が2022年で第7回目を迎え、日本を含む28カ国、180名以上のアスリートが参加していた。国別では昨年前人未到の3度目の優勝で金メダルを獲得したアメリカが強いが、日本もこの年は4つのメダルを獲得するなど世界レベルのアスリートがいる強豪国なのだ。
2028年ロサンゼルスのパラリンピックではサーフィンが追加競技として検討されると発表。東京五輪でサーフィンがオリンピックデビューを果たし、遂に正式種目に採用されたことも考えるとパラサーフィン大会が次のステージに進むことも十分に考えられる。
「JAPAN OPEN」とは?
「第2回静波パラサーフィンフェスタ」で開催される「JAPAN OPEN」には『ISA World Para Surfing Championship』の日本代表選手らが各国にも声かけを行い、世界5か国を含む約40名ほどの選手がエントリーしており、UNIVA公式Youtubeチャンネルでライブ中継も配信される。
生まれつきや事故などによって、身体に障がいを持っている方が行うパラサーフィンは、さまざまな身体的個性やチャレンジを持ったサーファーが計9種類のクラスに分かれ、オリジナルのスタイルでサーフィンを演技して得点を競い合う。
この9種類のクラス分けはISAでも採用されているスタンダードになっている。
【クラス分け】
・Stand 1
・Stand 2
・Stand 3
・Kneel
・Sit (Wave Ski or any sitting position)
・Prone
・Prone Assisted
・Visually Impaired 1
・Visually Impaired 2
「JAPAN OPEN」の採点基準はスピード、パワー、フローに加え、型にはまらない自由なサーフィン。
サーフィンが持つ競技性の魅力でもあるスタイルをより引き立たせるパラサーフィンの特色であり、面白さでもある。
選手達のチャレンジ精神、困難を乗り越える創造的な工夫が垣間見れるところも見どころだろう。
「第2回静波パラサーフィンフェスタ」概要
開催日:4月22日(土)〜24日(月)
会場:静波サーフスタジアム
◆4月22日
イベント&体験会
9:00:パラサーフィンフェスタ開会式
9:15:イベントブースオープン
トークショー(AllallJapan/井上鷹/ごわす)
ライブペイント(山本拓也)
Live(東田トモヒロ/jahli)
12:00〜15:00:体験会
※定員に達したため、受付を終了しました。
15:15:エキシビジョン(井上三兄妹&JAST選手団)
◆4月23日(日)~24日(月)
「JAPAN OPEN」
4月23日:9:15〜18:00
4月24日:9:00〜15:15
ライブペイントも併催(山本拓也)
【駐車場】
フェスタ全日、静波サーフスタジアム駐車場はイベントスペースとなっているため利用ができませんのでご注意ください。
静波海岸駐車場に十分なスペースを確保しておりますので、そちらの利用をお願いいたします。
駐車場から会場までは徒歩3分です。
※駐車場内での事故・トラブルに関して、主催者側では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
【トイレ】
会場内に2箇所・駐車場イベントスペースに2箇所(身障者専用仮設トイレ)を設置してあります。
静波海岸にも1箇所ユニバーサルトイレがありますのでそちらもご利用いただけます。
他、詳細は公式サイトにて。
「パラサーフィンフェスタ」公式サイト(ライブ配信あり)
https://parasurfingfesta.jp/
(THE SURF NEWS編集部)