全3戦で争われる2023年JPSAシニアツアーの第2戦『シニアプロ 新島』が5月29日に新島の淡井浦で開催された。
また特別戦となる『マスタープロ新島』も併催。
今年は先日亡くなった故・小川直久の追悼セレモニーが行われ、会場は厳粛な雰囲気に包まれていた。
牛越峰統が新島2連覇
会場の淡井浦は台風2号のウネリでムネ〜カタサイズ。ワイドブレイク中心でバックウォッシュも入る難しいコンディション。
初戦の種子島で優勝した遠田真央を始め、福地孝行、進藤晃、昨年のシニアグランドチャンピオンの浦山哲也まで敗退する波乱含みの展開の中、杉本浩が2戦続けてファイナルに残り、牛越峰統、渡辺広樹、今村大介と対戦。5.17と4.03を出して先行した杉本浩が優勝まであともう少しのところまで迫ったが、新島のディフェンディングチャンピオンでもある牛越峰統がリップからスピードあるフローターに繋げて5.57を出して逆転に成功した。
マスタープロは川井幹雄
マスタープロは川井幹雄、河村正美、岡野教彦が争い、岡野教彦が5.17を出して先行。
後半、少しアウトで割れたセットに乗った川井幹雄がインサイドまで繋いで6.20を出して優勝を決めた。
故・小川直久は同じ鴨川の大先輩、川井幹雄を「サーフィンの恩師」と慕っていた。
75歳の川井幹雄が最後に乗った波は神がかったものを感じたほどだった。
シニアツアーの最終戦は10月下旬で調整中。
なお、この日はJPSAショートボード第2戦『新島プロ』はR1が進行。
最終日は6月1日の予定。
『シニアプロ 新島』結果
1位 牛越峰統
2位 杉本浩
3位 渡辺広樹
4位 今村大介
特別戦『マスタープロ 新島』
1位 川井幹雄
2位 河村正美
3位 岡野教彦
JPSA公式サイト:http://www.jpsa.com/
(空海)