西慶司郎、野中美波の優勝で始まった2023年JPSAショートボードシリーズの第2戦『新島プロ』が5月29日〜6月1日に新島で開催された。
先に終了した『シニアプロ 新島』特別戦『マスタープロ 新島』は東側の淡井浦で行われたが、『新島プロ』の最終日は西側の間々下で開催。
間々下でJPSAが開催されるのは、2013年以来、10年ぶり。
台風2号のウネリが入り、最大ダブルオーバーまでサイズアップしてハードながら形良いレフトが姿を現し、新島戦らしい見応えある戦いとなった。
女子は川合美乃里が2021年の鴨川以来の優勝
6月1日のコンテスト最終日、潮回りを考慮して早朝から4人ヒートで足早に進行。
女子は川合美乃里、大村奈央、松野杏莉、大矢ひいなの4名がファイナルへ。
2022年のグランドチャンピオン、中塩佳那はR2で敗退していた。
ファイナル序盤は大村奈央、松野杏莉がリードしていたが、残り時間5分に川合美乃里がパワフルなターンを重ねて7.00を出して逆転に成功。
トータル10.00で2021年の鴨川戦以来の優勝を決めた。
種子島での開幕戦を始め、昨年も何度もファイナルに進みながら2位で優勝を逃していた川合美乃里。
今回、開幕戦を制した野中美波が不在のため、ランキングでもトップに立った。
なお、試合の模様や優勝直後の映像は仲が良い村田嵐のYouTubeチャンネルで公開されている。
男子は安室丈が2021年の大洗戦以来の優勝
男子はR4まで好調だった加藤翔平がSFでインターフェアを犯してしまい、残念ながらファイナル進出を逃した一方、今年の種子島でプロ資格を得たばかりの堀越類がファイナルへ。
堀越類は太東で5月に開催されたクラシック・ロングボードコンテスト『TAITO BEACH CLUB CLASSIC 2023』で初めてロングボードの大会に出場したのにも関わらず、メンクラスで優勝。
SUPでもISA日本代表に選ばれるなど波乗り全般をトップレベルでこなす天才でもある。
堀越類は安室丈、平原颯馬、西慶司郎との戦いでも8.25を出す活躍を見せたが、辻裕次郎のコーチの元、安室丈が8.00、8.80と8ポイントを2本揃えてトータル16.80で優勝。
2021年の大洗戦以来の勝利を手に入れた。
次は6月12日〜18日にインドネシア、クルイで開催されるQS5,000『Krui Pro』に出場してCS出場権獲得を目指すそうだ。
次の第3戦『第27回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』は茨城大洗の磯場ポイントで9月3日〜6日(予備日7日)に開催。
その前には特別戦『さわかみ AsiaChallenge』がバリ島のクラマスで7月8日〜9日に開催される。
JPSAショートボード第2戦
『新島プロ』結果
1位 安室丈
2位 堀越類
3位 平原颯馬
4位 西慶司郎
女子
1位 川合美乃里
2位 大村奈央
3位 松野杏莉
4位 大矢ひいな
JPSA公式サイト:http://www.jpsa.com/
(空海)