パンデミック後初のバリ島とのJPSA交流戦となる『さわかみアジアチャレンジBali』が7月8日〜9日にクラマスで開催。
JPSAがクラマスで開催されるのは4年ぶり。
期間中は初日がダブルサイズのパワフルなクラマスらしいコンディション、サイズダウンした最終日もコンテストには十分な波に恵まれていた。
参加選手はJPSA2022ランキングから、男子5名、女子は2名。
インドネシアから20名、女子4名。
フィリピンから男子2名。
JPSAからは、太田拓杜、西慶司郎、河谷佐助、和氣匠太朗、安井拓海、大音凛太、川合美乃里、中塩佳那が参戦。
女子はカイラニ・ジョンソンが優勝
女子は参加した日本人二人、川合美乃里、中塩佳那がファイナル進出。
インドネシア勢はカイラニ・ジョンソン、チンタ・ハンセル。
カイラニは父親がハワイアンで母親がバリニーズ。2019年にはクラマスのCTにワイルドカードで出場。CSでは2021年、2022年にアジアリージョナルから出場するなどバリ島のトップ選手だ。
チンタは2年連続でインドネシアのジュニアチャンピオンを手に入れ、海を深く愛する9人の女性たちのドキュメンタリー映画「SHE IS THE OCEAN」にも出演。
ハワイから移住してきた父親のブルース・ハンセルはシェイパーとして有名で、『Rip Curl Cup Padang Padang』で使用するサーファーもいるほどだ。
もちろん、彼女も父親のボードを使用している。
クリーンながらマッシーなこの日のクラマスの波でスコアを出したのはバックハンドのカイラニで、7.00と後半には7.33のトータル14.33。
川合美乃里、中塩佳那も美しいターンを披露して川合美乃里は一時トップに立ち、中塩佳那はファイナルのハイエストになる8.17を出したが、カイラニがトータルスコアで上回り、優勝を決めた。
男子はフェブリアンサーが優勝
男子はインドネシア勢が強く、CSに参加しているアグスの他、フェブリアンサー、マデ・パジャール・アリヤナの3名がファイナルへ。
日本人は宮城仙台出身の太田拓杜のみが最後に残った。
ファイナルはバレルをメイクしたフェブリアンサーとビッグマニューバーで8.17を出したアグスの争いとなり、最後にバレルとマニューバーのコンビネーションを決めたフェブリアンサーが逆転勝利。興奮のファイナルだった。
JPSA特別戦『さわかみアジアチャレンジBali』結果
1位 フェブリアンサー
2位 ケトゥ・アグス・アディティア・プトラ
3位 太田拓杜
4位 マデ・パジャール・アリヤナ
女子
1位 カイラニ・ジョンソン
2位 川合美乃里
3位 中塩佳那
4位 チンタ・ハンセル
JPSA公式サイト:http://www.jpsa.com/
(空海)