勝ち残っている選手もだんだん絞られてきているQS3000 BONSOY CHIBA ICHINOMIYA OPEN。
大会3日目は早朝6:30にメンズラウンドオブ32からスタート、続けてウイメンズラウンドオブ16、そしてメンズのラウンドオブ16が行われた。
釣ヶ崎海岸は早朝から快晴、波のサイズもアップし、1.5mから時折それ以上のサイズのある波も入ってきて、コンテストには絶好のコンディションになった。
風も弱まり、選手たちはクリーンなフェイスで自由自在にボードを操り、素晴らしいライディングを見せていた。
セットの波をいかにつかんでミスなく攻められるかがハイポイントにつながるコンディションだったので、前半今一つ流れが来なくても後半セット1本で大逆転のような展開も多くみられた。
QSアジアランキングトップの大音凜太がベスト8
現在のQSアジアランキング4位の西慶司郎が早朝のヒートでまさかの3位敗退。安定した実力を誇る選手なだけに、珍しい取りこぼしだ。
QSアジアランキングトップを走る大音凜太はラウンドオブ32でヒート前半いいところがなく、後半ようやくセットをつかんでそれをしっかりメイクして勝ち上がるという展開だった。
ポストヒートインタビューでは、「前半いろいろな波がきて、自分の思う通りのスコアが出せなかったんですけど、後半10分は1、2本でいいやという感じで、落ち着いて待とうと思っていたので、作戦通りと言えば作戦通りかもしれないです。今年はQSメインで行こうと思っていたので、今の1位とかを気にすることなく、毎試合、毎試合頑張っていこうと思ってます」と語った。
川合美乃里が危なげなく勝ち上がる
ウイメンズのラウンドオブ16では中塩佳那、川合美乃里あたりが安定した戦いぶりでクオーターファイナルに勝ち進んだが、ワンマニューバーではあっても厳しい波で厳しいセクションを攻めてハイポイントを重ねていたのが脇田沙良、スカイ・ブラウン。
その辺の各選手の攻め方の差が興味深かった。
ここまで全く危なげなく勝ち上がっている川合美乃里は、「前のヒートで波が少なくて乗れるかなって不安があったんですけど、自分のヒートではたくさん波が来てくれて、コケたのもあったんですけど、またトライできるぐらい波数があってよかったです。今回は掘れたところに当てないとスコアが出ない感じがしていて、タルイところでターンしても意味がないので、初めから全力で行かないとな、と思っていました。明日のQSでのマンオンマンは久しぶりなので、自分のサーフィンが出来ればいいなと思います」と語った。
明日の注目ヒート
明日は朝6時ファーストコールの6時30分スタート予定。
男女ともクオーターファイナルから先を残すのみになっている。
メンズでは地元一宮の大原洋人と稲葉玲王が因縁の対決。前回は稲葉が勝利したが、今回大原のリベンジなるかどうか。
女子のほうでは松岡亜音と脇田沙良、スカイ・ブラウンと野中美波が対決する。
CHIBA ICHINOMIYA OPEN(ライブ配信/ヒート表)
https://www.chibaichinomiyaopen.com/
ICHINOMIYA SURFING FESTIVAL
https://ichinomiya-surfing-festival.com/
(THE SURF NEWS / つのだゆき)