Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida

志田下でのコンテスト・ゴールデンウィークを終えて

F+(エフプラス)

釣ヶ崎海岸、志田下では国内最大のQS3000、続けてプロジュニア、アンダー16、アンダー12のチャレンジイベントなど10日間ベタでの大会に次ぐ大会、コンテストゴールデンウイークとなっていた。私もベタでリリースゴールデンウイークとなっていた。

分離不安の犬のみっくんは、この日のために24時間放し飼いで預かってくれるペットホテルを1か月ほどかけて体験練習ののち、ベタでお預け。もうすっかりそこの子となって、他の犬たちとのびのび走り回っている。犬のいない生活って、朝晩時間に余裕があって、家庭内ストーキングもされなくて静か(笑)。みっくんは、集団生活を上手にできる子、という評価をいただきました。

Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida

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酷暑の中、一日中コンテスト会場にいて、毎日THE SURF NEWSのレポートを書き、それはオフィシャルサイトにも流用されるという、なかなか、誰が好き~、誰が嫌い~みたいないつもの無責任な調子とはまるで方角を変えなければならないので、それなりにライターとしての技術をフル活用だ。
でも、昔勤めていたミジェットという広告代理店でサーフィン関連のイベントの運営をたくさんしていて、アマチュアの大会からCTイベントまで、企画書、報告書、デイリーリポートなどなど、そういうオフィシャルのお勤め経験は豊富なので、何を書かなくてはいけない、何は避けなくてはいけない、みたいなことは一応わかっているので、書き分けはできるけれど、普段と違ってどうポジティブな部分を引っ張り出すかは苦労するところだ。根がネガテイブな人間なんでね(笑)。

でもまぁ、この10日間のすべてをベタで見ていれば、それは日本の今のサーフシーンを上から下まで逃さず見るということになるので、そういう意味ではとてもとても勉強になる10日間だった。この仕事に採用してくれて、ありがとう。

Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida

で、見てどうだったか。
はないちもんめであの子が欲しい、をするなら、○○ちゃんが欲しい、は男女数人いたけど、それはサーフィンがどうこうというより、その体格。長身で長い手足。これだけはどんなに努力をしても得られない部分なので、そこを買うことになる。もちろん努力もあるけど、大谷翔平だって、あの体格あっての大谷翔平だ。
このレベルなら、サーフィンはきちんと正しいものを教え込めばいくらでも変えられるからね。まぁ○○ちゃんもらってどうする、って話でもあるけど(笑)。

そうさねぇ、もらったらまず千葉に呼んでうちに下宿させて、犬猫の世話させて、礼儀作法と英語ガチガチ教育して、サーフィンも矯正して、その後外国の友人のホストファミリーに送り込むか、経済的に許せばツアー一緒に回るか。アゴアシマクラと賞金の半分でいかがっすか~?  みたいな(笑)。

全体的にはサーフィンが「今現在」うまい人が勝っていくわけなので、先のことはわからないし、「今現在」うまい、イコールすきなく出来上がっているということでもあるので、完成形を壊して組みなおすのは難しいし時間がかかる。だからと言って、完成形の中にそのまま世界のトップに入れてやれるのがいるかどうか、を考えると、いないなぁ、という感じだ。
私の言う世界のトップはワールドジュニアとかではなくて、CSをスケールにしている。CSの上位陣とまともに渡り合えるかどうか。つまりCTに近づけるのかどうか、そこを考えると、残念ながら今現在、日本にそういう選手は見当たらないかなぁ、と思った。世界にはジュニアの年代でCSトップと対等に戦っている選手がたくさんいるわけで、あらためて、う~ん、現実を再確認した感じ。
あ、モンスターペアレンツ怖いので、○○ちゃんはあくまで伏字で(笑)

F+編集長つのだゆき

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