海外メディアのStab主催のエアリアルに特化したコンテストが静波サーフスタジアムで6月22日にスタートした。
今イベントはプロクラスに加え、YETIがスポンサーになった15歳以下の女子のレディバーズ、15歳以下の男子のボトルロケッツと3つの部門が行われ、イベントを通しての最高のエアーにはスポンサーのモンスターエナジーによる特別賞が贈呈される。
『Stab High Japan』は完全に海外資本のイベントのため、選手、ジャッジなど関係者の多くが外国人。
インバウンドで観客も外国人が多く、晴天に恵まれた初日の22日は晴天にも恵まれ、静波サーフスタジアムがまるでカリフォルニアのような雰囲気になった。
2018年から始まった『Stab High』はノア・ディーンが初代チャンピオン。
チッパ・ウィルソン、イアン・クレーン、マット・メオラ、ラスタ・ロブ。
レディバーズはシエラ・カー、ケイトリン・シマーズ、エリン・ブルックスと物凄いメンバーが優勝している。
今回もアメリカ、ハワイ、オーストラリアなどから最高のメンバーが集まり、元CT選手のデーン・レイノルズや個性的なキャラクターで人気のメイソン・ホーなども参加。
日本からも大橋海人、三輪紘也、村上舜。レディバーズは13歳の伊波優月、ボトルロケッツは岡野漣が出場。
ボトルロケッツに出場しているマリブ在住のライジ・マスダは信じられないほどの高さのエアーで会場を沸かせていた。
MCブースも豪華で、シェーン・ドリアン、デーン・レイノルズ、WSLでも活躍してコーチングでも有名なステイス・ガルブレイス。
「Surfing World」エディターのボーン・ブレイキーが交代で務め、ジャッジはネイザン・フレッチャー、コロヘ・アンディーノ、ディオン・アジウス、リー・ウィルソン、ウェイド・グッドオール、大野修聖で構成された。
急遽デーン・レイノルズが参加
『Stab High Japan』初日で目立っていたのは角度をつけたグラブレールのフルローテーションを成功させたフロリダのラスタ・ロブ。
バックフリップを成功させたルーク・スワンソンなど。
5人のジャッジが10ポイントを持ち、パーフェクトスコアは50点。
ラスタ・ロブは35点を出したが、このエアーリバースに文句をつけたデーン・レイノルズが急遽参加。
現役時代よりも貫禄がついた身体でクラシックなエアーを披露していた。
また、ドイツとコスタリアのハーフで東京五輪にも出場していたレオン・グラッツァーも大きなエアーリバースを決めて33点を出していた。
飛びながらボードを回すショービットにトライしたアルビー・レイヤーはスープで引っかかってしまい、静波サーフスタジアムとテキサスのWacoとの波の違いによる難しさを話していた。
なお、『Stab High』では同じ種類のエアーを2度出してはいけないルールがある。
初日にバックフリップをメイクしたハワイのルーク・スワンソンにはハイスコアが出たが、「あれはファイナルまで待つべきだった」との声もあった。
もし、ルークが優勝を逃してもモンスターエナジーによる特別賞の可能性は十分にある。
トップはメイソン・ホーの柔道エアー
初日のトップスコア46点を出したのは空中でまるで柔道をしているような個性的なエアーをしたメイソン。
オリジナリティが評価される『Stab High』で最高の評価を得ていた。
初日のリーダーボード
(空海)