北西ウネリが入る冬に真価を発揮するカリフォルニアを代表するライトのポイントブレイク、リンコン。
今年もこの「リンコン」を舞台に『RINCON CLASSIC』が3月23日〜24日に開催され、プロクラスにはデーン・レイノルズ、ナサニエル・カラン、コナー・コフィン、パーカー・コフィンなどが参加。
毎年波に恵まれている本イベント。今年は3ピークに分かれるこのポイントの一番インサイドの「Cove」を利用して開催された。
美しいロングショルダーの波に現役CTサーファーらしいスピード、パワー、フローで9ポイントを出したコナー・コフィンが優勝。
このコンテストの後、2週間を切ったオーストラリア・ゴールドコーストでのCT開幕戦も同じようなライトのポイントブレイク、スナッパーロックスが舞台になるため、コナーにとっては良いウォーミングアップになったことだろう。
ちなみに優勝賞金の1,200USドルは、2019年1月、享年48歳でこの世を去ったクリス・ブラウンのパートナーに捧げた。
サンタバーバラ出身のクリスもこのブレイクを愛した一人。
トレードマークのラウンドハウスカットバックや美しいスタイルはリンコンで培ってきたものだ。
追悼イベントに素晴らしいウネリを届けたのは天国のクリスだったのかもしれない…。
コンテストや表彰式の模様はコナー&パーカーのコフィン兄弟が開設したYouTubeチャンネル『YoungWiseTails』で見ることが出来る。
『RINCON CLASSIC』公式サイト:http://www.rinconclassic.com/
(黒本人志)