5月29日~6月9日にウェイティングピリオドが設定されている西オーストラリアを舞台にしたCTイベントのマーガレットリバープロ(通称:マーギーズプロ)。
同イベントの会場は、マーガレットリバーのサーファーズポイントをメイン会場とし、バックアップ会場にザ・ボックスとノースポイントを設けています。
ウェイティングピリオドにおける波のコンディションに合わせて会場を使い分けることになり、コンディション次第ではバックアップ会場で最大4日間イベント開催となる可能性は極めて低いものの少なからずあり得ます。
しかし、ノースポイントを管轄する市議会が、CTイベントを誘致した地方議会に対して4日間の会場使用は「ノー」と突きつけることに。
市議会によるノースポイント使用の要求は以下の通り。
・会場使用は最大で2日間
・イベント最終日以外
上記の要求を求めた理由として、多くのギャラリーが集まる事でノースポイント周辺の植物に悪影響を与えかねないという環境面の配慮を挙げています。
同問題については今後投票が行われる予定となっていて、投票結果によっては最悪の場合、ノースポイントがバックアップ会場から外れる恐れもあるとのこと。
*セバスチャン・ジーツがノースポイントでマークしたパーフェクト10
さて、ノースポイントがマーギーズプロのバックアップ会場となったのは2016年のこと。2015年のマーギーズプロ期間中にビッグスウェルがヒットし、ヒートを終えたCTサーファーがノースポイントに集まってエピックセッションが繰り広げられたことが大きな要因の一つでしょう。
マニューバ系オープンフェイスのサーファーズポイント、スラブのザ・ボックス、ロングバレルのノースポイントとそれぞれに特徴のある会場ですが、CTサーファーとファンの両者が期待しているのはノースポイントでのイベント開催。
通常であればメイン会場がベストスポットなので、バックアップ会場で4日間開催の可能性など考えられませんが、WSLが出来るだけノースポイントでの開催を狙っている事は誰もが容易に想像が付くので、釘を刺す意味を込めて今回のような動きがあったのだと思われます。
マーギーズプロまで残り2カ月。果たして、どのような決定が下されることになるのか注目です。
参照記事「NORTH POINT MAY BE OFF LIMITS FOR MARGARET RIVER PRO|SURFER」