2020年東京オリンピックまで1年を切り、各種目で各国の代表選手が徐々に決まり始めている。
サーフィンは男女共に20名ずつの枠があり、一つの国から出場可能な枠は男女共に2名。
選手選考は複雑ながら、優先順位的には、2019年CTランキング、2020年ISAワールドサーフィンゲームス、2019年ISAワールドサーフィンゲームス、2019年パンアメリカンゲームスの順番。
優先順位3番目の2019年ISAワールドサーフィンゲームス、2019年パンアメリカンゲームスについては、同列でリージョナルが違い、前者はアフリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニアの4エリア。
後者はアメリカ大陸の代表。
それぞれ男女1枠ずつ与えられる。
ペルーの選手がオリンピック出場に内定
2019年ISAワールドサーフィンゲームスは9月7日〜15日に宮崎県・木崎浜で開催されるが、その前に2019年パンアメリカンゲームスが南米ペルーのリマで開催され、現地時間8月4日に終了。
ペルーのルーカ・メシナス、ダニエラ・ローザスが優勝した。
まだ内定者の立場ながら、この二人がペルー代表としてほぼ決定。
正式には優先順位2番目の2020年ISAワールドサーフィンゲームスの後に確定する。
ルーカ・メシナスは田原で開催された2018年ISAワールドサーフィンゲームスで五十嵐カノア、村上舜の間に挟まれ、3位で銅メダルを獲得した実力を持つ。
WSLでは現在QS95位、CT選手に現在ペルーの選手はいなく、ダークホース的な存在だった。
2018年ISAワールドサーフィンゲームスで優勝したアルゼンチンのサンティアゴ・ムニーツ然り、世界にはCT選手以外にも彼らのような強い選手がまだ沢山いる。
実際のオリンピックでは半分をCT選手が占めることになるが、メダル獲得は簡単ではないだろう。
女子のダニエラ・ローザスの方もQSランキングでは下位の選手だが、まだ17歳で可能性は無限大。
2018年のパンアメリカンゲームスでも表彰台に上がっており、ISAワールドジュニアの出場経験もあるペルーを代表する若手サーファーだ。
ISA公式サイト:http://www.isasurf.org/
(THE SURF NEWS編集部)