現地時間12月19日、オアフ島・ノースショアのパイプラインを舞台とした2019年チャンピオンシップツアー最終戦『Billabong Pipe Masters』が終了し、ブラジルのイタロ・フェレイラが優勝、初のワールドタイトルも獲得した。五十嵐カノアの最終ランキングは、自身最高となる6位。
イタロ・フェレイラが自身初のワールドタイトルを獲得
決勝は、世界ランク1位のイタロと、2度のワールドチャンピオンのガブリエル・メディナの一騎打ちとなり、勝った方がワールドタイトルを獲得するという展開。僅差でゲームが進行するも、最後までイタロが逃げ切り、自身初のワールドタイトルとパイプマスター(本大会の優勝者に贈られる称号)を手にした。
五輪アメリカ代表はジョン・ジョン・フローレンスに
2020年東京オリンピック出場選考基準で最も優先度の高い2019年のCTランキング。ランキングが最終確定したことで、CT枠から五輪に出場する男子10名女子8名が決定した。
なお、最後まで枠を争っていたアメリカ代表の残り1枠はジョン・ジョン・フローレンスの手に渡り、11度の世界王者ケリー・スレーターは惜しくもその座を逃すことになった。
2020年東京オリンピック出場権獲得者
アメリカ
コロヘ・アンディーノ、ジョン・ジョン・フローレンス
オーストラリア
オーウェン・ライト、ジュリアン・ウィルソン
ブラジル
イタロ・フェレイラ、ガブリエル・メディナ
フランス
ジェレミー・フローレス、ミシェル・ボレーズ
南アフリカ
ジョーディ・スミス
日本
五十嵐カノア
ケリー・スレーターが3度目のトリプルクラウンを獲得
ハワイアンプロ、VANSワールドカップ、パイプマスターズの総合結果で決まる「トリプルクラウン」はケリー・スレーターが獲得。1998年以来、3度目の獲得となった。
今年も多くのドラマが繰り広げられた『Billabong Pipe Masters』。大会の詳細や来年のルーキーなどは追ってお届けする。
(THE SURF NEWS編集部)