3月11日〜15日にハンティントン ビーチから車でハイウェイを約1時間30分南下したサンディエゴのラ・ホーヤで、ISAのパラサーフィンイベント『2020 AmpSurf ISA World Para Surfing Championship』が開催される。
昨年までは『ISA World Adaptive Surfing Championship』と呼ばれていたこのイベントは今年で5回目。24ヶ国、約140名のサーファーが参加予定で、3月11日までに正式なメンバーが発表される。
過去に複数のクラスで金メダルを獲得したのは、デンマークのブルーノ・ハンセン、オーストラリアのマーク’モノ’スチュワート、スペインのアイトール・フランセナ、南アフリカのアントニー・スミス、アメリカのアラナ・ニコルズなど。
ISAは他イベント同様にパラサーフィンでも男女平等の取り組みを進めており、2017年から始まったウィメンズクラスには42名が参加。
アメリカのアラナ・ニコルズを始め、ハワイのアン・ヨシダ、オーストラリアのサマンサ・ブルーム、イングランドのメリッサ・レイド、カナダのヴィクトリア・フェイジが金メダルを獲得している。
2015年の初開催以来、パラサーフィンは世界中で急成長を遂げており、ISAではパラリンピックの参加を求める活動も行っている。
ISA会長のフェルナンド・アギーレ氏もパラサーフィンが世界最大のステージであるパラリンピックに到達するまで努力を続けたいという声明を発表。
2024年パリオリンピックの前年に開催される2023年チリの『Santiago Para Pan Am Games』の参加も申請している。
『2020 AmpSurf ISA World Para Surfing Championship』は大きな努力と調査によって新たなクラスが導入。
「立つ、膝立ち、うつ伏せ、視覚障害」が区分され、より公平でハイレベルな競技が実現することになる。
各部門で男女のチャンピオンを決定し、最大8名の金メダリストが誕生する。
パラサーフィンのクラス分け詳細については以下で。
https://www.isasurf.org/development-programs/adaptive-surfing/isa-para-surfing-classification/
なお、過去にあったウェーブスキー部門は単独のイベント『AmpSurf ISA International Waveski Invitational』として開催。今イベントのポイントには加算されないが、パラアスリートの普及に欠かせないスポーツであることに変わりはなく、ISAは引き続きウェーブスキーの世界選手権を開催していく。
また、アダプティブサーフィンのセラピープログラムを提供する組織「AmpSurf」が今年からイベントパートナーとしてコンテストに参加する。
『2020 AmpSurf ISA World Para Surfing Championship』公式サイト:
https://www.isasurf.org/para-surfing/en/
(THE SURF NEWS編集部)