ケリー抜き、ジョン様抜き。
2年連続ファイナリストのマット・ウイルキンソンも負け、これでラウンド3でミックが負けようものなら、ヒジョーに地味~な感じの2018オープニングイベントということになるかな、と思う。
なんかやっぱりヒート表にケリーの名前がないってのは、なにか欠けてる感満載だし、加えてジョンジョンもいないとなると、どこ見りゃいいんだ、みたいな、何ともふぬけな感じは否めないかなぁ、と思う。
ま、それはイコールワイルドカード陣大活躍って話なわけで、オウエン、タイラーに次ぐライト兄弟の第3弾ロケット、マイキー・ライト。ローカルらしい完璧なウエイブセレクトとノーミスのサーフィンでジョンジョンを破った。
シーズン序盤のメルウェザーのQS6000を優勝、悲願のクオリファイに向けて、マイキー祭り開催中だ。
ひとつひとつのターンを見れば、クオリティはまるでジョンのほうが上なんだけど、乗ってる波がまるで違って、どうしたってマイキーに点が出ちゃう感じ。まずはいい波に乗って、そこで全力、というチャレンジャーのセオリーというか、理想的な試合運びだった。ジョン様いきなり25位スタートでゴールデンジャージー脱ぎ決定。
ローカルらしいと言えばパーコちゃん。もうね、あぁ、そこにバレルがあったんですね、って感じで、パーコにしか見えないバレルにサクッと入ってサクッと出て、完璧な出来だった。
ウイルコを破ったのはケリーのリプレイスで入った南アフリカのマイケル・フェブルアリー。こちらもいい波で全開のサーフィンだった。
ラウンド1では全く合わない感じだった五十嵐カノアもラウンド2はきっちり合わせてきてラウンド3へ。この辺が強いところかな。調整能力大。
まあ、今日までの所ではローカルクーリーキッズ、現ベテランのミック、パーコがいい感じで、運よくファイナルまで当たらないヒート組なので、そういうファイナルになるとミックの最後のGCの試合は感動のドラマになっちゃうね。
ミックはコナー・コフィン、パーコはグリフィン・コラピントと、どちらもちょっと要注意の相手。でもね、ミックもパーコもこの試合やたら気合入ってるよ。
ファイナルで会おう、って約束してるぐらいな感じ(笑)。
ジョンジョンを破ったマイキー・ライトは、ラウンド3でガブリエル・メディーナ。ワイルドカードに立ちはだかる壁は高く厚い。でもそれを破って初めて認められる世界だし、破られるときは破られるものでもある。まずは今日のように、いい波に乗ることが勝つための最低条件だ。
明日こそサイズアップのはずなので、明日。ただ、クリーンなビッグウエイブとはならなそうな感じの予報。でもやると思うよ。
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