2020年のWSLイベントがキャンセルとなり、ドメスティックな『Australian Grand Slam of Surfing』や、オンラインやバーチャルなどのニューノーマルのコンテストが次々と提示される中、今度は海外メディアのSTABマガジンが新しいコンテスト「Surf 100」の開催を発表した。
「Surf 100」はすでに提示されている新しい形のコンテストとは異なり、サーフムービーをモデルにしている。
ご機嫌な音楽に合わせてアンディやタジ、パーコなどがサーフィンする姿を見るとサーファー達は大事なことを忘れてしまうほど熱中する。
STABマガジンはコロナ禍とノスタジジアの中でサーフビデオのライブセクションを創作するとどんな感じになるだろうか?と考えて誕生したのが「Surf 100」だ。
すでに公式サイト、Instagramの公式アカウントも作成されており、今後シリーズ化される予定。
■公式サイト:https://www.surf100.tv/
■Instagram:@surf100.tv
「Surf 100」とは?
「Surf 100」の100は100分間の意味。インターネット上のライブで選手が100分間サーフィンをしてそれをジャッジする仕組み。
ソーシャルディスタンスのガイドラインに沿って行われる。
記念すべき第一回目はカリフォルニアのローワー・トラッセルズが会場。
サンクレメンテを代表する3名のサーファー、コロヘ・アンディーノ、グリフィン・コラピント、イアン・クレーンがパドルアウトする。
従来のコンテストと違い、規制は行われない。ローワー・トラッセルズの混雑もこのフォーマットの一部であり、各サーファーは与えられた時間内に好きなだけ波に乗り、ライト、レフトの2本のベストウェーブを1クリップの動画としてまとめ、それぞれ100点満点、合計200点満点でジャッジされ、勝敗が決まる。
「Surf 100」はいつ開催される?
第一回目の「Surf 100」は現地時間8月6日午後6時。
日本時間8月7日午前10時からライブ中継が始まる。
ライブ中継の視聴は有料で14,99ドル。
早割は9.99ドル。
3名のサーファーについて
コロヘ・アンディーノ
父親のディノ・アンディーノを超えたサンクレメンテの重鎮。
ラインナップでは最もリスペクトを集める一人。
東京オリンピックのアメリカ代表でもある。
グリフィン・コラピント
ローワー・トラッセルズでのコロヘの支配を脅かす存在。
メローなスタイルやルックスとは違いコンペティティブな面を持つ。
イアン・クレーン
唯一のグーフィーフッター。
CTサーファーではないが、最もクリエイティブなサーフィンをすると評判。
ローワー・トラッセルズのベストデイでは常に目立つ一人だ。
なお、「Surf 100」開催に向けて各選手が髪の色を変えるパフォーマンスをしている。コロヘは黒、グリフィンは赤、イアンは青。ライブ中継でも目印になることだろう。
「Surf 100」のホスト役は?
ライブ中継のホスト役はカリフォルニアを代表するサーファー、デーン・レイノルズ、テイラー・ノックス。
そして、ジョージ・フロイドの死によって大きな問題になったアフリカ系アメリカ人の差別問題の際に数千人のサーファーの前で演説を行ったサル・マセークラが務める。
スコアリングについて
ライト、レフト、それぞれのクリップが100点満点で一般ユーザーによる投票でジャッジされる。
アベレージ50ポイント、ソリッドな波は70ポイント、注目に値する波は90ポイントという基準。
優勝したサーファーにはメイヘムシェイプ、Lostのサーフボードが贈られる。
ローワー・トラッセルズはCTの会場にも長年使用されており、カリフォルニアでも最もレベルが高いポイント。
ライブ中継の間、3名のサーファーの他にもワールドクラスのサーファーが入っている可能性があり、エキサイティングな展開が期待出来そうだ。
■公式サイト:https://www.surf100.tv/
■Instagram:@surf100.tv
(空海)