国際サーフィン連盟(ISA)は、世界レベルの女性サーフジャッジのトレーニング・育成プログラム「ISA Women’s Judging Program」をオンラインで開催する。
2018年から世界選手権に出場する選手を男女同数にするなど男女平等への取り組みを進めて来たISAだが、サーフィンのあらゆる側面でジェンダー平等を推進していくことを戦略的に重視。これまで男性が支配的だったジャッジの世界においても、より多くの女性ジャッジを育成することを目的としている。
このプログラムは、2020年12月1日から3日に渡って開催。ジャッジングの知識を広げ、経験を積みたい女性を対象としており、ジャッジング技術の詳細やジャッジングに関するトピックについて学ぶことができる。
今回のプログラムは、東京2020オリンピックの技術専門スタッフに決まっている2人が担当。テクニカルディレクターのエリック・クラマーと、パネルジャッジで2016年のWSLウィメンズロングボード世界チャンピオンのトリー・ギルカーソンだ。
トリーは素晴らしいサーファーであると同時に、昨年宮崎で開催された『2019 ISAワールドサーフィンゲームス』にもジャッジとして参加。ワールドクラスで活躍する女性ジャッジとして、これまで男性支配的だったジャッジ界の壁を破るロールモデルでもある。
参加要件は、18歳以上の女性で、自国のサーフィン連盟(日本の場合は日本サーフィン連盟)による推薦、そしてサーフジャッジの知識と経験を広げることに高い関心があること。ジャッジの経験はプラスではあるが必須ではない。
競技経験者や、現役女性ジャッジ、ジャッジに興味のある女性が対象であり、将来的に世界選手権で活躍する人材の発掘を目的に、今後ISAイベントに参加する人材の候補者検討も行われる。
もし連盟による推薦を得ていない場合、このプログラムへの関心について連絡し、確認する必要がある。
参加申請の期限は11月20日まで。選ばれた場合、翌週に通知され、無料で参加することができる。
詳細・申請フォーム:https://www.isasurf.org/isa-womens-judging-program-application/
(THE SURF NEWS編集部)