現地時間6月5日、中米・エルサルバドルを舞台とした『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』のコンテスト7日目が進行し、日本代表「波乗りジャパン」の前田マヒナと都筑有夢路が東京オリンピックの出場権を確定させた。
この日まで一度も負けずにメインラウンドを勝ち進んでいた前田マヒナだが、女子メインラウンド5でテレサ・ボンバロとヨランダ・セクエイラの2名のポルトガル代表選手に負け、敗者復活のリパチャージラウンド行きを強いられていた。
早期にリパチャージ行きに回った都筑有夢路だが、リパチャージR7では女王ステファニー・ギルモアさえも破り、リパチャージR8に進出。
リパチャージR8では、前田マヒナ、都筑有夢路、サリー・フィッツギボンズ、アルゼンチンのルシア・インドゥラインと対戦。前田マヒナは2位で通過し、都筑有夢路は3位敗退となったものの、9位が決定。上位9名の選手にが五輪出場権を確定させているサリーや、定員に達しているアメリカ選手が含まれていたため、実質7位以上となり五輪出場権が確定した。
これにより、東京五輪は各国最大で男女各2名の上限があるため、『2019 ISAワールドサーフィンゲームス』で暫定出場権を得ていた松田詩野の枠は、ペルーのソフィア・ムラノビッチに移行する。(本来であれば次点のアジア枠選手に移行するが、最低ラインの上位30位にいるのは前田マヒナのみであったため、大会優勝者に移行)
なお、男子勢は大原洋人がメインラウンドR6で3位となりリパチャージ行きを強いられたものの、リパチャージR10では1位通過を果たし駒を進めている。村上舜、大原洋人ともに五輪出場資格のある上位5名入りは確実となり、いずれか好成績の方が五輪出場資格を獲得することとなる。
そのため、『2019 ISAワールドサーフィンゲームス』で暫定出場権を得ていた村上舜の枠は、インドネシアの和井田理央に移行する。
(THE SURF NEWS編集部)
「2021 ISAワールドサーフィンゲームス」特設ページ
★THE SURF NEWSは『2021 Surf City El Salvador ISA World Surfing Games』のオフィシャル・メディアパートナーとして協力しています