2019年のCTランキングからメンズのアメリカ代表としてオリンピック出場権を得たコロヘ・アンディーノとジョンジョン・フローレンス。
二人はオリンピアンとしての資格を確定させる上で2021年ISAワールドサーフィンゲームに出場しなければなりませんでしたが、怪我により出場資格を免除され欠場しています。
コロヘは足首、ジョンジョンは膝の負傷で、コロヘは4月、ジョンジョンは5月に手術を終えたと報告していますが、気になるのはオリンピック期間までに回復して出場できるのかどうか。
そこでWSLがチームUSAのメディカルディレクターを務めるケヴィン・ディーンへとインタビューを行いました。
コロヘとジョンジョンの回復見込みは?
インタビューで最も気になる点は、コロヘとジョンジョンがオリンピックに間に合うのかという点で、ケヴィンは以下の返答をしています。
二人とも手術を受けて、担当した名医のウォーレン・クレイマー医師によると「オリンピックに向けての準備とサーフィン復帰に関して間に合う可能性はある」。
「二人とも過去に怪我を乗り越えていて、回復スピードが早いんだ。超回復の突然変異種って言っても良いくらいにね。そんな力を二人は持ってる」。
医師の回答を読む限り、おそらく一般的な平均回復期間ではオリンピックに間に合わないと見られるからこその説明のように聞こえます。
回復期間が人それぞれかなり異なるのは事実なので、オリンピックに間に合って欲しいという期待を込めてのコメントとも取れますね。
欠場の場合のリプレイスメントは!?
ここからは、もしもコロヘとジョンジョンの二人とも、もしくはどちらか一人が間に合わなかった場合のリプレイスメントですが、ケヴィンは以下の回答しています。
私に言えることは、現在も毎日協議中という点だけになります。
ケヴィンはまだ未定と取れる発言をしていますが、実はオリンピックサーフィンを主導しているISAはオルタネート(補欠)を文書で発表しています。
アメリカ代表メンズのオルタネートとして記されているのは11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーター。
ケリーがオルタネートに選ばれた理由は、アメリカ代表はCTランクから選ばれたので、アメリカ人CTサーファーの中で2019年CTランクの3番手となったのがケリーだからです。
ただ、ケリーはケリーで直近ではオーストラリアンレグを怪我を理由に欠場しているので、万全の状態ではないのが現状。
すでにオリンピックまで2カ月を切った現状においても、アメリカ代表メンズは不透明な状況となっているので今後の進展が気になるところです。