Photo: ISA / Pablo Jimenez

<速報>大原洋人が東京オリンピック出場権を獲得!村上舜は逃す「2021 ISAワールドサーフィンゲームス」

現地時間6月6日、中米・エルサルバドルを舞台とした『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』の最終日が進行し、日本代表「波乗りジャパン」の大原洋人が東京オリンピックの出場権を確定させた。

前日までに五輪に出場する40名の選手のうち39名は確定し、最後の1枠を日本の大原洋人と村上舜のどちらかが獲得する状態で迎えた最終日。

前日からリパチャージに回っていた大原洋人は、リパチャージR11で既に五輪出場を確定させているペルー代表のミゲル・チュデラとルーカ・メシナス、ドイツ代表のレオン・グラッツァーと対戦し2位でラウンドアップ。

続いて行われたメインラウンド7では、村上舜、五十嵐カノア、ジェレミー・フローレス、ジョアン・ドゥルーと、日本代表VSフランス代表の戦い。五十嵐カノアは8.17ptを含むトータル14.00ptで、1位通過でグランドファイナルの進出を決めた一方、村上舜は5点台2本からスコアを伸ばせずリパチャージ行きを強いられた。

勝てばグランドファイナル進出となるリパチャージR12では、大原洋人、村上舜、ジョアン・ドゥルー、レオン・グラッツァーが対戦。ヒート後半、大原洋人が8.00ptを出してヒートをリード。更に、終盤にはレギュラーの波でバリエーションのあるソリッドな4マニューバーを描き9.00ptをスコアして1位通過した。その他の選手も後半にかけて徐々に調子を上げてグッドスコアを重ねるなか、村上舜はスコアを伸ばせず4位敗退となった。

これにより大原洋人のオリンピック出場が確定。『2019 ISAワールドサーフィンゲームス』で暫定出場権を得ていた村上舜は、五輪の「1カ国最大2名」という上限から、その座を譲ることになった。

ヒート終了後、海から上がった二人はチームジャパンメンバーの見守るなか、お互いを称えあった。開幕まで50日を切った東京五輪。大原洋人は、自身のホームである「志田下」で、五十嵐カノア前田マヒナ都筑有夢路と共に日の丸を背負って五輪に挑む。

(THE SURF NEWS編集部)

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