コロナ禍でも正常に近い形でコンテストが開催されているオーストラリア。
WSLイベントではQS、CT共に4戦行われており、次はジュニアの第1戦『Oakberry Tweed Coast Pro Junior』がNSW州のキングスクリフ南部に位置するカバリタビーチで6月19日〜20日に行われ、茅ヶ崎出身で現在オーストラリア留学中の馬庭彩が並み居る強敵を倒して優勝した。
「優勝出来て凄い嬉しい!家族やトレーナー、コーチなど多くの人が私をサポートしてくれ、今回の優勝で全てが報われた気がする。ジュニアの大会にはまだ数回しか出場していないので、1位になれたことは幸運だと思うわ。今は家族と一緒にキラに住んでいて、ゴールドコーストの高校に通っている。この場所でサーフィンするのは始めてよ。でも、優勝して特別な場所になった。素晴らしい波と素敵な人々がいる美しい場所なので、また来るつもり。明日からのQSイベントに向けて、今回の優勝は間違いなく自信に繋がる。今週、ツイードコーストで再び試合ができることをとても楽しみにしているわ」
馬庭彩
サーフィンに専念するために2年前から家族とゴールドコーストに移住している馬庭彩。
始めてサーフィンするというカバリタビーチで初日にハイエストヒートスコアを出し、ファイナルデイでも安定したライディングでファイナルに進出。
ファイナルはオーストラリアで最も注目されているジュニアの一人、ザーレ・ケリーなどと対戦。3位までが僅かな差のクロスゲームだったが、最後に乗った6.70が勝負の決め手となり、日本も含めてWSLイベント初優勝を決めた。
なお、馬庭彩は6月21日〜25日に同会場で開催されるQS5,000『Oakberry Tweed Coast Pro』にも出場。
こちらはすでにRound of 48で敗退を喫している。
『Oakberry Tweed Coast Pro』のメンズサイドにはオーストラリア在住の相澤日向が参加。
Round of 32を戦うことが決定している。
『Oakberry Tweed Coast Pro Junior』結果
女子
1位 馬庭彩(JPN)
2位 エリー・ハリソン(AUS)
3位 ザーレ・ケリー(AUS)
4位 セージ・ゴールズベリイ(AUS)
男子
1位 レニックス・スミス(AUS)
2位 マーロン・ハリソン(AUS)
3位 タイ・リチャードソン(AUS)
4位 トウマ・キャメロン(AUS)
WSL公式サイト:http://www.worldsurfleague.com/
(空海)