WSLは7月7日、2022年チャンピオンシップ・ツアー(CT)への参加資格を得るために戦う「2021 Challenger Series」(CS)の日程を発表した。
9月20日からカリフォルニアで開催される『US Open of Surfing』を皮切りに、10月2日からのポルトガル、10月16日からのフランス、そして締め括りとして11月25日からハレイワの4大会が開催され、2022年のCTに参戦できる男子12人と女子6名のサーファーが決まる。
2021年にチャレンジャーシリーズを実現できることを非常に嬉しく思います。これらの4つのイベントは、新進気鋭のサーファーにハイレベルな実力を発揮できる場所を提供するだけでなく、CTに残留できなかったサーファーにもリクオリファイする機会を提供します。
WSL CEO エリック・ローガン
この新しいレベルの競技会は、CT資格取得の機会を増やすだけでなく、次世代のサーファーに可視性を提供します。2022年に誰がツアーに参加するのか楽しみです。
WSL ツアー担当兼大会責任者 ジェシー・マイリー・ダイアー
チャレンジャーシリーズに出場できるのは?
次年度CTに参戦できる男子12人と女子6名のスポットを争うため、今年度のCSに参加できるのは男子96人と女子64人。
その内訳は予め決められており、CT(男子34名、女子17名)、QSリージョン割り当て(男子58名、女子44名)、ワールドジュニアワイルドカード(男子2名、女子2名)、ワイルドカード(男子2名、女子1名)となっている。
QS「アジア」リージョンへの割り当ては男子6名、女子6名。そのうち日本には男子4枠と女子5枠が与えられており、日本から参加する選手が注目されていた。
男子は2020年QSワールドランク4位の村上舜が1枠を確保し、残り3枠。女子は2019ワールドジュニアチャンピオンの都筑有夢路がリージョン枠とは別に出場枠を得たため、残り5枠となっている。
7月4日の期限までに、2021年に日本国内で対象となるイベントが開催されなかったため、その場合は2020年QSポイントのみ(自身の上位3イベント合計ポイント)で計算することとなる。正確なエントリー発表はこれからとなるが、現在WSL公式サイトには以下のアジアランキングが掲載されている。
男子は、出場枠確保済みの村上舜、インドネシアの和井田理央、CT枠のある五十嵐カノアを除くと、6位の西修司まで。女子は、WJC枠を確保している都筑有夢路を除くと、6位の脇田紗良までが出場可能となる。
ただし、リクオリファイを狙う必要のないトップ選手等は出場必須イベント以外での欠場も予想されるため、現時点で出場ライン以下の選手でもワイルドカードを得られる可能性は十分にあるだろう。
■アジア男子
1位 村上舜(日本)
2位 和井田理央(インドネシア)
3位 稲葉玲王(日本)
4位 五十嵐カノア(日本)
5位 大原洋人(日本)
6位 西修司(日本)
7位 新井洋人(日本)
8位 西慶次郎(日本)
9位 安室丈(日本)
10位 オニー・アンワー(インドネシア)
■アジア女子
1位 野中美波(日本)
2位 前田マヒナ(日本)
3位 黒川日菜子(日本)
4位 松田詩野(日本)
5位 都筑有夢路(日本)
6位 脇田紗良(日本)
7位 橋本恋(日本)
8位 川合美乃里(日本)
9位 大村奈央(日本)
10位 西本エミリ(日本)
2021チャレンジャーシリーズ日程
・9月20日〜26日:US Open of Surfing(米国、カリフォルニア州ハンティントンビーチ)
・10月2日〜10日:MEO Pro Ericeira(ポルトガル、エリセイラ)
・10月16日〜24日:Quiksilver/ROXY Pro France(フランス、ランド、カップブルトン/ホセゴー/ Seignosse)
・11月25日〜12月7日:ハレイワチャレンジャー(米国、ハワイ州ハレイワ)
※すべてのロケーションと日程は、グローバルな旅行制限を含むCOVID-19関連の制限により変更される場合あり
(THE SURF NEWS編集部)