東京オリンピックサーフィン競技にインドネシア代表として出場、開会式ではインドネシアの旗手も務めた和井田理央が次のビッグチャンスを掴んだ!
8月10日〜19日にメキシコの「Barra de la Cruz」で開催されるCT第7戦『コロナ メキシコ オープン』のスポンサー枠を手に入れたのだ。
和井田理央がCTに出場するのは五十嵐カノアが優勝した2019年のCT第3戦『コロナ バリ プロテクト』以来、2度目。
バリではSeeding Roundで強豪カブリエル・メディナなどを倒してRound of 32進出を果たしたが、このラウンドでミシェル・ボウレズに敗れて17位だった。
”再び機会を与えてくれてありがとう!メキシコの大会に出場することになった。大会は8月10日に開始されるよ”
その他のワイルドカード&リプレイスメント
今回のメキシコ戦では左膝の治療に専念するためにジョン・ジョン・フローレンスが欠場する他、東京オリンピック前にCT引退を発表したジュリアン・ウィルソン、怪我で東京オリンピックを欠場したジョーディ・スミス、ウィメンズではレイキー・ピーターソン、ニッキ・ヴァン・ダイクが共に怪我で欠場を発表している。
また、ジャック・フリーストーンは妻アラナ・ブランチャードの出産のために欠場。
リプレイスメントはブラジリアンのマテュース・ハーディ、マイキー・ライト、オリンピックのペルー代表だったルーカ・メシナス。
和井田理央もこの枠に入る。
ウィメンズはオリンピックのブラジル代表だったシルヴァナ・リマ、トライアル2位だったメキシコのレヒナ・ピオリ。
CTファンならご存知の通り、シルヴァナは10年以上のキャリアを持つベテランで、CT通算4勝の実力。
2015年に30歳でツアーから脱落した後も諦めず、車や家、子犬などを売ってQS転戦の資金に充てて2017年に返り咲きを果たし、その年のトラッセルズ戦で優勝を果たしている。
不屈の精神を持つコンペティターだ。
ローカルトライアルでワイルドカード枠を手に入れたのはメンズがディエゴ・カデナ、ジョニー・コルゾ、ウィメンズがシェルビー・デトマース。
メキシコ出身のウィメンズがCTに出場するのは初だ。
WSL公式サイトではすでにカウントダウンが始まり、ヒート表も公開。
和井田理央は2021年ルーキーのモーガン・シビリック、デイヴィッド・シルヴァとのカード。
五十嵐カノアはケリー・スレーター、コロへ・アンディーノとオープ二ングヒートを戦う。
「Barra de la Cruz」は2006年に『リップカールサーチ』の会場となり、過去最高のCTイベントと言われるほど素晴らしいコンディションに恵まれた場所。
オリンピック出場選手も多数参加するビッグイベントに注目しよう!
WSL公式サイト:http://www.worldsurfleague.com/
(空海)