Photo: WSL/Nolan

「独走世界一のガブリエル・メディナ」-F+

F+(エフプラス)

う~ん、終わってみてもなんだかなぁ……なWSLファイナルズかな。
まぁ、ガブとカリッサでめでたしめでたし。正直ホッとした感じ。順位も女子のほうはそのまま順当で、メンズのほうはフィリッペがイタロに勝ってガブとやったぐらいで、まぁ、この3人のブラジリアンはこの先数年シーンをけん引していく3人なので、順当かな。フィリッペにとってはロウワーはホームみたいなもんだし、イタロは金メダル疲れもあるだろうしね。メダルは人生変えちゃうから。
でも、ほんとよかった。やっぱり表彰台であのカップを持っているのがイエロージャージーじゃないって、おかしいと思うよ。

Photo: WSL/Nolan

どうなんだろうね、盛り上がってたのは現地だけとかじゃないのかな?
すごいね、カリフォルニア。ノーマスクで超密で、大丈夫なのかね、と思ってしまう。ワクチン接種率が高いので、大丈夫ってことなんだとは思うものの、それでも収まってない国もあるわけだからなぁ。
世界的にオンラインで盛り上がったんだろうか?
私は個人的には結果のヘッドラインが見れればいいって感じだったかな。

Photo: WSL/Heff

あと、あの波でのカリッサとガブのサーフィンは見ておきたかったかな。ライブじゃなくていいので。とにかくあのふたりは今シーズン次元違いだから、ロウワーのサイズのある波でどのぐらい違うかは見ておきたいな、と思った。

カリッサ・ムーア Photo: WSL/Heff

特にガブ。いやぁ、ここ数年本当にガブは身体も変わったし、身体能力もレベルが数段変わったし、進化の度合いがすごいと思う。
正確なレールワーク、バランス感覚、攻める場所、スピード、パワー、ライン取りの発想……すべてが他の選手より数段上かなぁと思う。イタロもフィリッペもいいけど、そこと比較してもだいぶ違うかな、と思う。

ガブリエル・メディナ Photo: WSL/Nolan

スタイルという部分では少々難ありなところもあるけど、それはイタロもフィリッペも似たようなもんなので、目をつむろうか(笑)。
あれでスタイルが洗練されて、余計な動きが排除され、もっと激しさの中にある優雅さ、みたいなものが出てくれば、誰も追いつけないな。ジョンジョンでも無理。この先何年かはみんなでガブの背中を追うことになるんだろう。ビーチブレイクでの多彩なエアー、バックハンドであのバックドアの攻め方ができる、ってのがスタンダードとなると、結構ハードル高いなぁ、と思う。オールラウンドという部分でも、押しも押されぬ独走世界一。

F+編集長つのだゆき

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