現地時間12月5日、オアフ島ノースショアのハレイワで開催されていたCS最終戦『Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger』はコンテスト4日目にメンズのファイナルデイを迎え、怪我が完治したジョン・ジョン・フローレンスが圧倒的なパフォーマンスで優勝。
ハレイワでは2016年の『Hawaiian Pro』以来、2度目の優勝。
ノースショアでは9度目の優勝となり、これは故アンディ・アイアンズに並ぶ快挙を達成した。
『Haleiwa Challenger』メンズ結果
1位 ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
2位 ジャック・ロビンソン(AUS)
3位 五十嵐カノア(JPN)
4位 サミュエル・プーポ(BRA)
五十嵐カノアがCSチャンピオンに輝く
カリフォルニア、ポルトガル、フランス、ハワイの4戦で争われるCS(チャレンジャー・シリーズ)のチャンピオンは来年のルーキーの戦い方をチェックするなどの準備としてCT選手として唯一全て出場した五十嵐カノアが獲得。
東京オリンピックサーフィン競技で銀メダルを獲得するなど大活躍だった今シーズン。
キャンセルされた2020年を除くと6年目となる2022年シーズンも活躍を期待しよう!
2022年のCTクオリファイが確定
今シーズンからWSLの新たなフォーマットとしてスタートしたCSの4戦中上位3戦の結果と2020年QS最上位1イベントの合計値で決まるランキングでメンズは上位12名がクオリファイ。
その中にCT選手が入っていた場合は繰り上げられることになり、今回は3名のCT選手がランキング内にいたため、15位までがクオリファイ圏内となった。
コナー・オレアリー(AUS)はCSからのリクオリファイ。
以下の2名は返り咲き組み。
エゼキエル・ラウ(HAW)
ナット・ヤング(USA)
以下9名はルーキーとして2022年のCTに参加する。
リアム・オブライエン(AUS)
ジェイク・マーシャル(USA)
カラム・ロブソン(AUS)
サミュエル・プーポ(BRA)
イーマイカラニ・デヴォルト(HAW)
ルッカ・メシナス(PER)
ジョアン・チアンカ(BRA)
ジャクソン・ベーカー(AUS)
カルロス・ムニョス(CRI)
都筑有夢路がファイナルデイに残る
ウィメンズはのRound of 32の全てのヒートが進行してファイナルデイを戦うベスト16が決定した。
このラウンドに残った日本人選手は脇田紗良、野中美波、都筑有夢路の3名。
脇田紗良、野中美波は同ヒートに重なり、共に敗退。
都筑有夢路は最終ヒートで母が日本人のベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)、ココ・ホー(HAW)、キャロライン・マークス(USA)と戦い、後半まで4位に追い込まれていた。
チャンスが訪れたのはラスト3分、ベティルー・サクラが逃した波で2つのターンをメイク。ニード5.98のシチュエーションで6.13を出して逆転に成功。見事2位でQF進出を決めた。
その他、カリッサ・ムーア(HAW)、メイシー・キャラハン(AUS)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)、ブリッサ・ヘネシー(CRI)、ヴァヒネ・フィエロ(FRA)、モリー・ピックラム(AUS)、レイキー・ピーターソン(USA)、メイシー・キャラハン(AUS)などが勝ち上がっている。
ネクストコールは現地時間12月6日の早朝7時30分(日本時間の12月7日午前2時30分)で、30分後にスタート予定。
WSL公式サイト:http://www.worldsurfleague.com/
(空海)