一新されたフォーマットとスケジュールにより早くも1月からスタートする2022年CT。
いよいよ1月29日からウェイティングピリオドに入る開幕戦『Billabong Pro Pipeline』のワイルドカードとヒート表がWSLから発表された。
※2021/01/25追記
現地時間1月24日に、WSLはガブリエル・メディナのCT開幕戦欠場を発表し、リプレイスメントとしてカイオ・イベリが出場。ケガにより欠場するライアン・カリナンのリプレイスメントとして、イヴァン・フローレンスの出場も決まった。これによりメンズのヒート表は全体的に更新されている。最新情報はWSL公式サイトで。
3名のワイルドカード
例年だと『Billabong Pro Pipeline』のワイルドカードは『Pipe Invitational』と呼ばれるトライアルで決めるが、今年は2021年12月にパイプラインで開催された『HIC Pipe Pro』がその役を担い、ジョン・ジョン・フローレンスに続く2位のバロン・マミヤ(HAW)、ウィメンズで優勝したモアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)が貴重なワイルドカードの枠を手に入れた。
ウィメンズCTでは初の舞台となるパイプラインですでに結果を出しているモアナは5xワールドチャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)と並んで注目される一人。
digital Vans Triple Crownでは2週目にパイプラインの映像でウィメンズのトップに立っている。
ノースショアのアップカマーでトップクラスのバロンは常にパイプラインをフォーカスしているサーファーであり、『HIC Pipe Pro』の2位を始め、2019年の『Volcom Pipe Pro』でもジャック・ロビンソン(AUS)に続く2位と良い結果を残している。
また、メンズのもう1枠はペルーのミゲル・トゥデラが獲得。
Billabongのスポンサー枠で入った。
ミゲルは2021年の『Billabong Pipe Masters』にトライアルから勝ち上がって出場権を得ていたが、
直前で怪我をして辞退したため、CT出場は初となる。
日本ではマイナーな選手ながら、『Volcom Pipe Pro』は毎年出場、2014年から2015年にかけてはペルー、チリ、メキシコのBWTイベントに出場するなどヘビーウェーブではペルーを代表するサーファーの一人である。
今年はルッカ・メシナスがメンズのペルー選手として初めてCT入りを果たしているため、二人のペルー選手が揃うことになる。
開幕戦ヒート表
※2021/01/25追記
現地時間1月24日に、WSLはガブリエル・メディナのCT開幕戦欠場を発表し、リプレイスメントとしてカイオ・イベリが出場。ケガにより欠場するライアン・カリナンのリプレイスメントとして、イヴァン・フローレンスの出場も決まった。これによりメンズのヒート表は全体的に更新されている。最新情報はWSL公式サイトで。
公表されたばかりのヒート表で注目カードをピックアップすると五十嵐カノアと今年で50歳になるケリー・スレーター(USA)がルッカ・メシナス(PER)と共にH8にクレジット。
その他、ワールドチャンピオンのガブリエル・メディナ(BRA)はルーキーのジェイク・マーシャル(USA)、ワイルドカードのミゲル・トゥデラ(PER)とH6を戦い、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)はH10でライアン・カリナン(AUS)、ナット・ヤング(USA)と争うなどオープニングラウンドは後半のヒートの方が注目度が高い。
ウィメンズの一番の注目カードはH3。カリッサ・ムーア(HAW)とモアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)がオープニングラウンドでブリッサ・ヘネシー(CRI)と共にクレジットされている。
その他、最年少ルーキー16歳のベティルー・サクラ・ジョンソンは最終ヒートでキャロライン・マークス(USA)、レイキー・ピーターソン(USA)と対戦する。
WSL公式サイト:http://www.worldsurfleague.com/
(空海)