カリフォルニア、ポルトガル、フランス、ハワイの全4戦で争われた2021年のCS(チャレンジャー・シリーズ)。2022年は倍増して全8戦用意され、すでにスケジュールも発表されていたが、5月のCTのミッドシーズンカットまで2ヶ月を切ったこの時期にWSLはスケジュールの更新を公表。
大きな変更点は11月開催のニュージーランドがブラジルに変わった1点のみ。
その他、南アフリカ、フランスの日程が少し変更されている。
「昨年のチャレンジャー・シリーズは大成功を収めました。そして、今年はフルスケジュールで運営できることに興奮しています。チャレンジャー・シリーズはCTの新しいミッドシーズンカットと対になっています。世界最高峰の選手や次世代の選手にとって、エリートツアーに復帰するための新たなチャンスとプレッシャーが加わりました。チャレンジャー・シリーズはサーファーがその才能を発揮し、2023年チャンピオンシップ・ツアーへの出場権をかけて戦うための8つのイベントで構成されています」
ジェシー・マイリー・ダイヤ
2022 WSL チャレンジャーシリーズ スケジュール
▪️5月7日〜15日 ゴールドコースト・オーストラリア
『Boost Mobile Gold Coast Pro presented by Rip Curl』
▪️5月17日〜24日 マンリー ・オーストラリア
『Sydney Surf Pro presented by Rip Curl』
▪️7月3日〜10日 南アフリカ・バリトー
『Ballito Pro presented by O’Neill』
▪️7月30日〜8月7日 カリフォルニア・ハンティントンビーチ
『VANS US Open of Surfing』
▪️10月1日〜9日 ポルトガル・エリセイラ
『EDP Vissla Pro Ericeira』
▪️10月12日〜23日 フランス・ホセゴー
『Quiksilver / ROXY Pro France』
▪️11月1日〜8日 ブラジル・サクアレマ
『Corona Saquarema Pro presented by Banco do Brasil』
▪️11月26日〜12月7日 オアフ島・ハレイワ
『Haleiwa Challenger』
CS出場選手の構成
CSのイベントはメンズ96名、ウィメンズ64名が出場枠。
その内、CT枠がメンズ34名、ウィメンズ17名。
4月24日〜5月4日にマーガレットリバーで開催されるCT第5戦『Margaret River Pro』終了後のランキングでメンズは36名から24名、ウィメンズは18名から12名にカットされ、CTから脱落したメンズ12名、ウィメンズ6名がCSから2023年のCTクオリファイを目指すことになる。
その他、2021年の五十嵐カノアのようにCTランキング上位の選手も参加可能で、イベント毎に余った枠はワイルドカードが入ることになる。
QS各リージョナルからの枠はメンズ58名、ウィメンズ43名。
他にワイルドカードが各4名。
アジアリージョナルはワイルドカードを入れると男女共に6名の枠がある。
今年は日本及びインドネシアでの検疫措置が続いていることから、アジアリージョナルを日本とインドネシアで分けて開催。
すでにインドネシアのイベントQS1,000『Vans Bali Pro』は終了しており、和井田理央、クトゥ・アグース。ウィメンズはカイラニ・ジョンソンがCS出場権を得ている。
日本は現在開催中のQS1,000『アジアオープン』から男子3名、女子4名が選ばれる。
その他、男女1名ずつのワイルドカードをWSL APACが選出する。
なお、CSからCTへのクオリファイの条件はメンズ上位12名、ウィメンズ上位6名と狭き門だ。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)