勝利者インタビューに答えるミック Photo: WSL/Beatriz Ryder

五十嵐カノアvsミック・ファニングの勝負はミックが制す CT第4戦ベルス4日目

現地時間4月14日、チャンピオンシップツアー(CT)の第4戦『Rip Curl Pro Bells Beach』は大会4日目を迎え、メンズのRound of 32が行われた。

会場のベルズ・ボウルズは大会4日目にしてようやくオフショアに変わり、公式3-5ftレンジのクリーンなラインナップが出現し、ベルズらしい戦いが繰り広げられた。

最高のベルズが遂に姿を現した Photo: WSL/Beatriz Ryder

この日一番の目玉となったのは、イエロージャージの五十嵐カノアvsワイルドカードのミック・ファニングのヒート9。

カノアが先行して6.33ptをスコアするも、ベルズで4度の最多優勝記録を持つミックは落ち着いた試合運びで次々とスコアを重ねて主導権を握った。カノアは、プライオリティを持って後半まで波を待ち尽くしたが珍しくリズムに乗れず。最後のミックとの掛け合いでようやく8.00を出したものの、ミックはそれを上回る8.77をスコアして、多くのギャラリーが見守るなかミックがベスト16入りを決めた。

五十嵐カノア Photo: WSL/Ed Sloane

「ワイルドカードで出場する以上、良いパフォーマンスを見せたいね。世界一が相手だし、失うものは何もない。ただ楽しむために来ているので、波に乗れたことに感謝しているよ。最後は互いに波に乗る僅差の展開になり、楽しかったね。あれが僕にとって本当に醍醐味なんだよ。二人だけでこの素晴らしいベルズでサーフィン出来るなんて、それだけでも楽しいし、贈り物みたいだよ」とミック。

カノアも貴重なミックとの対戦に紳士的な対応をして、ヒート後は二人で談笑も。

ミック・ファニング Photo: WSL/Ed Sloane

これでメンズはベスト16、ウィメンズはベスト8が決定。
メンズは、ジョンジョン、コロヘ、イタロ、フィリッペなどがラウンドアップした一方、カノア、ケリー、グリフィン、ジョーディなどが敗退。
ウィメンズは、カリッサ、ステファニー、タイラー、サリー、コートニーなどがQFへ駒を進めている。

ネクストコールは現地時間4月15日の朝7時(日本時間の同日朝6時)。公式波情報Surflineによるとオフショアが持続する中、新しい南西ウネリが入る予報。

ライブ配信・WSLイベントページ

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/ct/9/rip-curl-pro-bells-beach/main

https://www.youtube.com/wsl

(THE SURF NEWS編集部)

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