5月28日開幕!『Quiksilver/ROXY Pro G-Land』直前情報!

ミッドシーズンカットによってメンズ24名、ウィメンズ12名に選手数が絞られた2022年CT後半戦のファーストイベント、『Quiksilver/ROXY Pro G-Land』が5月28日から開幕する。
会場のインドネシア、グラジガンベイ、通称「G-Land」はドリームツアーにふさわしいレフトのリーフブレイクで、メンズでは約20年ぶりの開催。
ウィメンズは初開催となる。

G-Landとは?

インドネシアの東ジャワ半島の先端に位置する「G-Land」は世界でも有数のレフトハンドの波。
緑豊かなジャングルと手つかずの白い砂浜に囲まれ、1.5kmに渡るリーフに沿って自然の芸術とも言えるような美しいレフトの壁が延びる。

理想的なウネリは南〜南西ウネリと南東風。
もちろん、大きなウネリにも耐えられる。

和井田理央がワイルカード

(マンリーのCS優勝で勢いに乗っている和井田理央が出場)
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

今回のG-Land戦ではCT前半戦を休んだガブリエル・メディナ(BRA)がワイルドカードで復帰。

ウィメンズのキャロライン・マークス(USA)はワイルドカードを与えられながらも、G-Land戦には出場せず、以降のイベントで復帰予定。

キャロラインのリプレイスメントはサリー・フィッツギボンズ(AUS)が入り、イベントワイルドカードはブロンテ・マコーレー(AUS)

メンズのイベントワイルドカードはマンリービーチで終了したばかりのCS第2戦『GWM Sydney Surf Pro』で優勝した和井田理央(IND)が選ばれた。

22歳の和井田はWSLも非常に注目しており、特にG-Landのようなリーフブレイクでの活躍に期待している。
バリ島で育った彼はG-Landに似たウルワツでのサーフィンに慣れており、波が上がるほど真価を発揮するだろう。

ケリーがシーズン2度目の優勝なるか?

(レフトのリーフブレイクには滅法強いケリー) PHOTO: © WSL/Brent Bielmann

ツアー歴30年以上を誇る11xワールドチャンピオンのケリー・スレーター(USA)は現在のツアーで唯一G-Land戦の経験がある。
1995年の初回イベントで優勝、ルーク・イーガン(AUS)が優勝した1997年のイベントにも出場している。
ケリーはシェーン・ドリアンなどとフリーサーフィンでもこの地を訪れており、一番の知識を持っている。
開幕戦での優勝から失速しているケリーだが、再度優勝する可能性も十分にある。

ケリーの他にもカレントリーダーのフィリッペ・トレド(BRA)、2位のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
今回復帰するガブリエルなどが優勝候補の筆頭と言えるだろう。

ウィメンズは未知数だが、バレル勝負となりそうなG-Landではカリッサ・ムーア(HAW)、タイラー・ライト(AUS)が強いと予想される。
フロントサイドとなるタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)もタフな彼女の性格から攻めてくるだろう。

なお、ハワイのセス・モニーツがMCL(膝内側側副靱帯)損傷のために欠場。
リプレイスメントはブラジルのヤゴ・ドラが入る。

『Quiksilver/ROXY Pro G-Land』は5月28日〜6月6日に開催される。

ROXY Pro G-Land Opening Round 1 Matchups:
HEAT 1: Isabella Nichols (AUS), Courtney Conlogue (USA), Stephanie Gilmore (AUS)
HEAT 2: Brisa Hennessey (CRI), Johanne Defay (FRA), Bronte Macaulay (AUS)
HEAT 3: Carissa Moore (HAW), Gabriela Bryan (HAW), Sally Fitzgibbons (AUS)
HEAT 4: Tyler Wright (AUS), Lakey Peterson (USA), Tatiana Weston-Webb (BRA)

Quiksilver Pro G-Land Opening Round 1 Matchups:
HEAT 1: Ethan Ewing (AUS), Jordy Smith (ZAF), Jadson Andre (BRA)
HEAT 2: Jack Robinson (AUS), Kelly Slater (USA), Jackson Baker (AUS)
HEAT 3: John John Florence (HAW), Kolohe Andino (USA), Yago Dora (BRA)
HEAT 4: Filipe Toledo (BRA), Nat Young (USA), Rio Waida (IDN)
HEAT 5: Italo Ferreira (BRA), Caio Ibelli (BRA), Jake Mashall (USA)
HEAT 6: Kanoa Igarashi (JPN), Griffin Colapinto (USA), Matthew McGilivray (ZAF)
HEAT 7: Barron Mamiya (HAW), Miguel Pupo (BRA), Connor O’Leary (AUS)
HEAT 8: Gabriel Medina (BRA), Callum Robson (AUS), Samuel Pupo (BRA)

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

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