(10ポイントを出して優勝したマーロン・ハリソン) PHOTO: © WSL/Federico Vanno

QSアジアリージョナルの重要な一戦『Nias Pro』終了!松岡亜音が3位

現地時間6月26日、インドネシアで2戦続くQS5,000のセカンドイベント『Nias Pro』が終了。

QSアジアリージョナルとオーストラリア/オセアニアの2022/2023ランキングを決める重要なイベントで、2023年のCS(チャレンジャー・シリーズ)に繋がるため、多くのトップ選手が参加していた。

波の方もニアスのLagundri Bayはインドネシアらしく素晴らしいコンディションに恵まれ、ファイナルデイは公式4-8ftレンジ。
CTの舞台になっても不思議ではないクオリティだった。

アジアリージョナルのメンズはインドネシア勢が強い

(和井田理央の弟、和井田龍貴)
PHOTO: © WSL/Tim Hain

前回の『Krui Pro』同様、日本人選手のメンズの方はファイナルまで残れず、Round of 16進出の安室丈、西優司が最高位の9位。
ウィメンズは松岡亜音がSFまで残り、3位でフィニッシュしている。

QSアジアリージョナルのランキングでは『Krui Pro』で3位、『Nias Pro』で5位の野中美波(JPN)がトップ。
他にもウィメンズはトップ5に4名の日本人が入っているが、メンズはスウェーデンのキアン・マーティンがトップで、他4名はインドネシア人が占めている。

コロナ前は年間数戦のQSが開催されていた日本だが、直近だと2022年のCSに関係するQSは3月の1,000『Asia Open」のみ。

さらに2023年のCSに関係するQSの予定は、現時点では9月1日〜4日に静岡の御前崎でウィメンズ1,000『White Buffalo Omaezaki Pro』と、12月に台湾で予定されているメンズ/ウィメンズ3,000の『Taiwan Opne of Surfing』のみ。
他に開催予定の噂はあるものの、現時点では未定。ランキング等の現状を鑑みると、来季CSの日本人枠が減ってしまう可能性も十分にあり、アジア枠としてインドネシア勢が大半という可能性もあり得る厳しい状況だ。

優勝はオーストラリア/オセアニア勢

(ペイジ・ハレブ)
PHOTO: © WSL/Tim Hain

優勝はオーストラリア/オセアニアリージョナルのマーロン・ハリソン(AUS)とペイジ・ハレブ(NZ)

ハリソンはパーフェクトなバレルをメイクして10ポイントを獲得していた。
元CT選手のペイジはまだ32歳。再びCTを狙えるチャンスを得ている。

次のアジアリージョナル並びにオーストラリア/オセアニアのQSは11月11日〜20日に台湾の台東で開催される3,000『Taiwan Open of Surfing』
ウィメンズは9月1日〜4日に静岡の御前崎で1,000『White Buffalo Omaezaki Pro』がジュニア併催で開催される予定。

同時開催のプロジュニアは進行中。
『Krui Pro』で優勝した馬庭彩を始め、川瀬心那、都築虹帆、中塩佳那、松岡亜音が勝ち上がっている。
グッドニュースを待とう!

『Nias Pro』結果
1位 マーロン・ハリソン(AUS)
2位 ジョーディ・マリー(ZAF)
3位 ジャガー・バーソロミュー(AUS)、キアン・マーティン(SWE)

ウィメンズ
1位 ペイジ・ハレブ(NZ)
2位 エラ・マカフレイ(USA)
3位 コビー・エンライト(AUS)、松岡亜音(JPN)

QSアジアトップ5
1位 キアン・マーティン(SWE)
2位 和井田理央(IND)
3位 オニー・アンワー(IND)
4位 和井田龍貴(IND)
5位 ヴァルン・タンジュン(IND)

ウィメンズ
1位 野中美波(JPN)
2位 都築虹帆(JPN)
3位 松岡亜音(JPN)
4位 カイラニ・ジョンソン(IND)
5位 佐藤李(JPN)

QSオーストラリア/オセアニアトップ5
1位 マーロン・ハリソン(AUS)
2位マイク・クレイトン・ブラウン(AUS)
3位 ビリー・ステアマンド(NZ)
4位 ジャービス・アール(AUS)
5位 ソリ・ベイリー(AUS)

ウィメンズ
1位 ペイジ・ハレブ(NZ)
2位 ソフィー・マカロック(AUS)
3位 コビー・エンライト(AUS)
4位 エリー・ハリソン(AUS)
5位 ミア・ハパッツ(AUS)

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

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