バリ島で最もクオリティの高いバレルポイント、パダンパダンを舞台にハイシーズンの8月の1ヶ月間をウェイティングピリオドにした『Rip Curl Cup Padang Padang』の出場者16名が決定!
早くも8月4日の開催を告げるハイアラートが発令された。
ローカルトライアルは41歳のボルが優勝
『Rip Curl Cup Padang Padang』の16名の内訳はインターナショナル枠(招待)8名とローカル枠8名。
今年は3年ぶりの開催ということでローカル枠は公平にトライアルを行い、上位8名が出場というフォーマットに変わった。
現地時間7月27日、そのローカルトライアルがパダンパダンで開催され、通称ボルが19.45という驚異的なスコアを揃えて優勝。
ボルは2004年、2005年と2連覇をしたレジェンド。
41歳になっても最高のバレルライダーに変わりはない。
「今日はとても素晴らしい一日だった。みんながビッグスコアを出しているのを見たよ。8点台や9点台のハイスコアを出したり、いい波に乗って、バレルに乗ったり、楽しんでいたよね。本当に期待以上の波だった。正直、驚いたよ。メインイベントに出られるのは嬉しい。8月で42歳になるから、誕生日プレゼントとしてもう一度チャンピオンになりたい」
32名が8枠を争ったトライアル
公式4-5ftレンジのパダンパダンは動画を見て頂ければ分かる通り、パーフェクト。
参加した32名は良い波さえ掴めれば誰でも本戦出場の8枠に入れる可能性があり、逆に言えばチャンスを逃す可能性もあった。
その中でも2014年のチャンピオン、通称ガルは最後まで良い波に乗れず、スコアを出せなかった。
しかし、後半に8.50を出して5.50のバックアップスコアを重ねることに成功。
ギリギリ8位で本戦出場を決めたのだ。
「最初の20分間はセットが止み、長い小康状態だった。ほとんど諦めていたよ。このままビーチに帰ろうかと思い始めた時、いくつかのセットが入り始めたので、気持ちを切り替えて頑張ったんだ。「8.5を出したことで自信がつき、パドルアウトして戻ると5.5が出た。今日はラッキーだったと思うよ。本戦出場が待ち遠しいね!」」
『Rip Curl Cup Trials』結果
1位 Made Adi Putra – 19.45 points
2位 Mega Artana – 18.38 points
3位 Mega Semahdi – 17.58 points
4位 Raditya Rondi – 16.50 points
5位 Mustofa Jeksen – 16.13 points
6位 Agus Sumertayasa – 15.39 points
7位 Tommy Sobry – 15.01 points
8位 Made Garut Widiarta – 14.08 points
インターナショナル枠の8名
現地時間7月31日、ローカル枠の8名とインターナショナル枠の8名が合流してオープニングセレモニーが行われた。
招待された8名はハワイアンを中心に錚錚たるメンバーだが、中でも注目はCS2連勝など飛ぶ鳥を落とす勢いの和井田理央がローカル枠を超えて選ばれていることだろう。
彼は現在カリフォルニアで開催中の「Vans US Open of Surfing」に参加していたが、残念ながらファーストラウンドで敗退。
恐らく、今回の『Rip Curl Cup Padang Padang』の招待を受けてすぐに帰国していることだろう。
更に「Rip Curl」がスポンサーのエリン・ブルックスが紅一点で出場。
ローカルトライアルに参加した女性、タイナ・アンヘル・イズキエルドが本戦出場を果たせなかっただけにインターナショナル枠のエリンに注目が集まりそう。
ハイアラートが発令された今イベントのファーストコールは現地時間8月4日の朝7時(日本時間の同日8時)。
30分後にスタート予定だ。
The 8 International Surfers:
Benji Brand (ZAF)
Mason Ho (HAW)
Erin Brooks (USA)
Nathan Florence (HAW)
Luke Swanson (HAW)
Clay Marzo (HAW)
Ian Crane (USA)
Rio Waida (INA)
『Rip Curl Cup Padang Padang』公式サイト
https://www.ripcurl.co.id/pages/ripcurlcup-padang-padang
(空海)