10月1日〜9日にポルトガルのエリセイラでCS第5戦『EDP Vissla Pro Ericeira』が開催される。
CS(チャレンジャー・シリーズ)は7つのイベントで構成され、メンズトップ10、ウィメンズトップ5に2023年CTの出場権が与えられる。
『EDP Vissla Pro Ericeira』の会場は昨年同様、エリセイラの「Ribeira D’Ilhas」だ。
ポルトガルの首都、リスボンから約50Kmに位置するエリセイラは古くあるある漁村。
会場の「Ribeira D’Ilhas」付近はリゾート地にもなっており、駐車場などの設備が整備されているために多くのサーファーが集まる人気スポット。
もちろん、波のクオリティもワールドクラスでコンディションが揃った時はベルズビーチのような完璧なステージになる。
開幕戦からUS Openまで
ここまでの4戦を振り返ると ケイトリン・シマーズ(USA)とカラム・ロブソン(AUS)が開幕戦を制し、ポルトガルのテレッサ・ボンバロがキャリア最大の勝利を決めた。
そして、和井田理央(IND)がマンリー、南アフリカで2連勝。モリー・ピックラム(AUS)が南アフリカを制した。
WSGの舞台にもなったカリフォルニアのハンティントンビーチでの『VANS US Open of Surfing』ではベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)とジークことエゼキエル・ラウ(HAW)が優勝。
ジークは昨年のポルトガルのCSを制した選手であり。ディフェンディングチャンピオンとして活躍が期待されている。
メンズのカレントリーダーは和井田理央
CSはリクオリファイを逃したベテランのCT選手、QSのトップ選手、各リージョナルの新顔が混在する。
メンズでは昨年までランク外だった和井田理央が2連勝で一躍時の人になり、それをジークを始め、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)、ライアン・カリナン(AUS)、アレホ・ムニーツ(BRA)など名の知れたベテランが追いかける形になっている。
和井田理央のクオリファイはほぼ確定だが、その他の選手はポルトガル、ブラジル、ハワイとまだ3戦の結果によってクオリファイのチャンスが残っている。
日本人選手では脇田泰地がランキング27位で最高位。
まだクオリファイのチャンスはある。
ウィメンズはトップがすでにクオリファイを固めている
ウィメンズはCTのスポットが5席しか用意されていなく、メンズよりも厳しいとされているが、すでにケイトリン・シマーズ(USA)、モリー・ピックラム(AUS)、メイシー・キャラハン(AUS)、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)の上位4名は20,000ポイント以上を稼いでクオリファイを固めている。
ポルトガル戦ではランキング8位のテレッサ・ボンバロが母国の選手として優勝を期待されている。
なお、日本人選手では「US Open」で5位に入り、ランキング16位まで浮上した都筑有夢路が最高位だ。
CS第5戦『EDP Vissla Pro Ericeira』は10月1日〜9日に開催。
現地時間10月1日7時は日本時間の同日16時。
ライブ中継はWSL公式サイト、公式YouTubeなどで配信予定だ。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)