2022年WSLワールドジュニアの開催地と出場選手が発表!

パンデミックによって中止が続いていたWSL主催のWJCことワールドジュニアが2023年1月9日〜15日にカリフォルニア州のサンディエゴ「シーサイドリーフ」で開催されるとWSLが発表した。

選手のチャンスを失わないようにWJCは昨年中止が発表された際に年齢制限を18歳以下から20歳以下に引き上げている。
今回は同時に出場選手も発表。
日本からはワイルドカードを合わせると4名の選手が出場する。

3年ぶりのWJCは各24名で争われる

(岩見天獅)
PHOTO: © WSL/Masurel

WJCは2019年に都筑有夢路が日本人として初タイトルを獲得した2019年の台湾大会を最後に中止されていた。
WJCは世界各国のリージョナル毎に出場選手を決定するが、今回は2021年のポイントが2022年に移行され、中止によってクオリファイを逃した選手にチャンスを与えることになった。

WJCの出場選手の内訳はメンズ、ウィメンズ共にWSLが定めたオセアニア、アフリカ、ハワイ・タヒチ、ヨーロッパ、アジア、北米、南米と7つのリージョナルから選ばれた2名の選手、合計14名とWSLツアー&コンペティション・チームによって選ばれた10人のワイルドカードから構成される。

メンズ、ウィメンズ共に24名の選手が争い、優勝した選手は2023年のCS(チャレンジャー・シリーズ)の出場権が与えられるため、CTクオリファイに繋がる重要なタイトルになる。

4名の日本代表

(脇田紗良)
PHOTO: © WSL/Masurel

WJCの日本代表、WSLプロジュニア・アジアリージョナルのランキングからは3名が出場する。

ウィメンズは松岡亜音、都築虹帆の2名。
更に脇田紗良がWSLのワールドカードで選出された。
脇田紗良は2019年の台湾大会で3位に入り、年齢的には今回がラストチャンスになる。

メンズは岩見天獅が唯一の日本代表。
アジアリージョナルのトップはスウェーデン出身ながらバリ在住でアジア枠として参戦することがAPAC(アジアパシフィック)から承認済みのキアン・マーティンで、彼も出場する。

また、北米リージョナルながら、両親が日本人のタロウ・ワタナベもワイルドカードで選出されている。

注目選手

(そろそろビッグタイトルの獲得が期待されているシエラ・カー)
PHOTO: © WSL/Cait Miers

WJCはアンディ・アイアンズ、ジョエル・パーキンソン、エイドリアーノ・デ・ソウザ、ジョーディ・スミス、ジャック・フリーストーン、ガブリエル・メディナ、サリー・フィッツギボンズなど、そうそうたるメンバーがタイトルを獲得したCTの登竜門的なイベントでもある。

ウィメンズではジョシュ・カーの娘、シエラ・カー(AUS)、アリッサ・スペンサー(USA)、ザーレ・ケリー(AUS)、ルアーナ・シルヴァ(HAW)、キラ・ピンカートン(USA)、エリン・ブルックス(CAN)、ダニエル・ローザ(PER)など。
メンズではイーライ・ハンネマン(HAW)、カウリ・ヴァースト(FRA)、ルーク・トンプソン(RSA)などが注目選手だろう。

もちろん、全ての選手に優勝の可能性があり、未来のCT選手、未来のワールドチャンピオンになり得る。

WJCはWSLの公式サイト、公式YouTubeチャンネル、公式アプリでライブ中継が配信される予定だ。

2022年WJC出場選手

【ウィメンズ】
・2022年リージョナルクオリファイ
Gemma Hanafey (RSA)
Louise Lepront (RSA)
Anon Matsuoka (JPN)
Nanaho Tsuzuki (JPN)
Ellie Harrison (AUS)
Sierra Kerr (AUS)
Janire Gonzalez Etxabarri (EUK)
Aelan Vaast (FRA)
Puamakamae Desoto (HAW)
Eweleiula Wong (HAW)
Sol Aguirre (PER)
Laura Raupp (BRA)
Sawyer Lindblad (USA)
Rubiana Brownell (USA)

・ワイルドカード
Alyssa Spencer (USA)
Sara Wakita (JPN)
Zahli Kelly (AUS)
Luana Silva (BRA)
Kirra Pinkerton (USA)
Erin Brooks (CAN)
Daniella Rosas (PER)
Rachel Presti (DEU)
Francisca Veselko (PRT)
Ella McCaffray (USA)

【メンズ】
・2022年リージョナルクオリファイ
Tide Lee Ireland (RSA)
Luke Thompson (RSA)
Kian Martin (SWE)
Tenshi Iwami (JPN)
Marlon Harrison (AUS)
Lennox Chell (AUS)
Bitor Garitaonandia (EUK)
Noa Dupouy (FRA)
Eli Hanneman (HAW)
Jackson Bunch (HAW)
Cauã Costa (BRA)
Ryan Kainalo (BRA)
Alan Cleland (MEX)
Tommy Coleman (USA)

・ワイルドカード
Jett Schilling (USA) 
Adur Amatriain (EUK)
Kauli Vaast (FRA)
Kade Matson (USA) 
Oscar Berry (AUS) 
Brodi Sale (HAW)
Joel Vaughan (AUS)
Taro Watanabe (USA)
Jarvis Earle (AUS)
Levi Slawson (USA)

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

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