CT第2戦『Hurley Pro Sunset Beach』はクライマックス間近。
現地時間2月17日にウィメンズのRound of 16が進行してQFを戦うベスト8が決定した。
この日のサンセットビーチは前日にピークを迎えた北西ウネリの残りで公式4-6ftレンジ。
ゴージャスだった前日と比べると明らかにプアーで天候も悪く、厳しい戦いを強いられていた。
強豪とニューカマーが勝ち上がる
クロスゲームが多かった中、ステファニー・ギルモア(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)、タイラー・ライト(AUS)と複数のワールドタイトルを持つ強豪が順当にラウンドアップ。
一方、ベテランのサリー・フィッツギボンズ(AUS)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)はニューカマーに敗れた。
サリーを倒したのはディフェンディングチャンピオンのブリッサ・ヘネシー(CRI)で、難しいオープニングヒートに手こずり、サリーがリード。
しかし、残り時間2分で逆転してQF進出を決めた。
「サンセットポイントは大好きよ。だから、パドルアウトした時は興奮していたの。でも、ヒートが始まると状況は変わった。最初のヒートはモルモットのようなもので、何が起こるか分からず、緊張するわ。サンセットでの戦いは予想よりも適応することが重要よ」
昨年は今イベントでの優勝をきっかけに好成績を重ね、ワールドタイトルを争う「Rip Curl WSL Finals」進出までメイクしたブリッサ。
次はツアー2年目のモリー・ピックラム(AUS)と対戦する。
ハイエストはステフ
昨年のハワイレッグはコロナで欠場、サンセットビーチは9位と散散ながら、後半戦に巻き返し、8度目のワールドタイトルを獲得したステファニー。
ワイルドカードのゾーイ・マクドゥーガル(HAW)とのヒートでは7.50を含むトータル14.17と他を圧倒するスコアを出して目立っていた。
「ビーチで見ているとスモールだったけど、実際に入るとそうでもなかったし、乗るべき波も分かったわ。とにかく多く波に乗ることが戦略だった。ジャッジの傾向を確かめるためにもね。最後は優先権があったので、良い波を待ったわ。二人共良いサイズのセットに乗り、いくつかのチャンスがあったのは幸運だったわ」
今年も元CT選手のトム・ウィタカーのコーチの元でワールドタイトルを狙うステフ。
更に2024年パリ五輪の選手選考も兼ねている今年はオージーの選手数も7名と多いため、より一層熾烈なシーズンになりそう。
QFのマッチアップは以下。
ブリッサ・ヘネシー(CRI) vs モリー・ピックラム(AUS)
ステファニー・ギルモア(AUS) vs タイラー・ライト(AUS)
カリッサ・ムーア(HAW) vs ガブリエラ・ブライアン(HAW)
ケイトリン・シマーズ(USA) vs キャロライン・マークス(USA)
ネクストコールは現地時間2月18日の朝7時45分(日本時間の19日午前2時45分)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)